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金沢工業大学は産学連携による新たな教育研究の拠点「感動デザイン工学研究所」を開設。共同プロジェクトは学生や院生の教育・研究にも活用される予定だ。
金沢工業大学が「やつかほキャンパス」(白山市八束穂)で建設を進めてきた「感動デザイン工学研究所」(所長:神宮英夫 心理情報学科教授。鉄骨造り3階建て、総床面積4,612平方メートル、総事業費16億4600万円)の竣工式が、3月24日(月)に執り行われた。
「感動デザイン工学研究所」は2007年3月1日に開設され、「平成19年度文部科学省 私立大学学術研究高度化推進事業 オープン・リサーチ・センター整備事業」に選定されたことを受けて、昨年6月から建屋の建設を進めてきた。
国内製造業の生き残りには「コスト競争に巻き込まれない付加価値の高い高品質な製品を生み出すこと」が選択肢の一つとされている。この高付加価値の主役として注目されているのが、顧客満足度向上に直結する“感動”だ。
同研究所では、連携企業からの共同研究員の受け入れや研究設備の学内外への公開により、産学連携で、感動のメカニズムの解明や、感動を創出する技術を確立し、「感動製品」を開発。また、感動製品を生み出すクリエイティブな人材の養成も行う。
学生の卒業研究や修士論文研究を研究所の研究プロジェクトと連携させ、産学連携により教育を行うのも大きな特徴となっている。
研究設備としては、感動を計測するさまざまな実験装置のほか、200インチの大画面で3次元映像が楽しめるスタジオも設置している。映像と連動して椅子が動くほか、映像と連動して提示される触覚・嗅覚情報をもたらす触覚デバイスや香り発生装置も搭載し、五感による感動コンテンツ作成(注)の研究が可能。産学連携による教育研究を通じて、産業界や地域社会に貢献していく予定だ。
(注)例えばサーフィンを楽しむ映像には、波の動きに合わせて椅子が動き、サーフボードの振動が指先に伝わり、磯の香りが漂うといった演出が可能となる。
▼本件に関するお問い合わせ先
金沢工業大学 広報課
石川県 石川郡 野々市町 扇が丘7-1
広報課長 志鷹 英男(したか ひでお)
電話 076-246-4784 携帯 090-8093-6516
大学・学校情報 |
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大学・学校名 金沢工業大学 |
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URL https://www.kanazawa-it.ac.jp |
住所 石川県野々市市扇が丘7-1 |
学長(学校長) 大澤 敏 |