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金沢工業大学情報マネジメント研究所では、今年度より「製造中核人材育成セミナー」を開催。世界に発信しうる“匠の技”と“工芸の心”に、科学的管理技術を身に付けた中核工程管理技術者の育成と工程管理技術の伝承を目指す。
金沢工業大学情報マネジメント研究所では今年度より、北陸地域の次代を担い、世界に発信しうる“匠の技”と“工芸の心”に、科学的管理技術を身に付けた中核工程管理技術者の育成と、工程管理技術の伝承を目的とした「製造中核人材育成セミナー」を開催する。
同研究所は平成17年度より、経済産業省の支援のもと、北陸地域の産業機械製造業の工程管理ノウハウを基にした教育プログラムの研究・開発に携わってきた。今回開催される「製造中核人材育成セミナー」は、3年間にわたる研究・開発・改善の成果を地域に還元すべく開催されるもので、第1弾として「クオリティマネジメント統合特論」講座を5月10日(土)から6月28日(土)の期間、金沢工大扇が丘キャンパスと大同工業(株)福田工場、澁谷工業(株)本社工場を会場に、計8回開講する。
なお、同セミナーの講義テキストはWeb上(http://w3e.kanazawa-it.ac.jp/jinzai/ )にも公開。学習時間や学びの場に制約のある社会人にも幅広く「気づき」の場を提供していく予定だ。
◎「クオリティマネジメント統合特論」開催のご案内
団塊世代の熟練技術者の退職が始まり、モノづくりの技術承継が危惧される中、企業を取り巻く経営環境は予断を許さない状況にあり、市場や技術の急激な変化に対応できる産業人材の育成・強化は、企業の持続的発展の欠かせないものになっています。
私達の住む北陸地域の産業は、優れた個別受注生産や変種変量生産形態を特徴とし、他の地域にはない品質・原価・納期管理技術を有しています。この管理技術を継承、発展させるためには、生産工程の一部分の最適化だけでなく、工場全体の最適化と継続的な改善を図る能力を持った生産工程管理者の育成は重要な課題となっています。
金沢工業大学情報マネジメント研究所では、平成17年度より、経済産業省支援の下、北陸地域の産業機械製造業の工程管理ノウハウを基にした教育プログラム(テキスト、IT治具など)を研究・開発し、平成18年度は経産省、平成19年度は石川県商工労働部支援の下、実証講義を実施致し、延べ71人の修了生を送り出しました。この中には現役大学院修士学生も延べ9人含まれています。
そして、いよいよ今年度より、3年間にわたって研究・開発・改善を継続してきた成果を地域に還元すべく、金沢工業大学情報マネジメント研究所が自立化の初年度として北陸の次代を担い、世界に発信しうる匠の技と工芸の心に科学的管理技術を身に付けた中核工程管理技術者の育成と工程管理技術の伝承を目的とした「製造中核人材育成セミナー」3コースを開催することになりました。その第1弾として工程FMEAとリスクマネジメントを核とした「クオリティマネジメント統合特論」講座を開講致します。
なお、「製造中核人材育成セミナー」3コースでは、学習時間と学びの場に制約のある企業の方々に「気づき」の場を提供すべく、講義テキストをWeb(http://w3e.kanazawa-it.ac.jp/jinzai/ )にて公開し、何時でも、何処でも、好きな時に、やりたい時に学べるよう配慮しております。
また、第2弾として、IT治具を駆使し、顧客感動を呼び起こし、ものづくりの匠がその腕を心おきなく揮え、経営者はその経済価値と社会価値を共に得られるような受講者自らの課題を設定し、受講期間中に解決案を見出すことを目標とした「ナレッジチェーンマネジメント統合特論」を平成20年8月~11月に、第3弾として、グループワークを中心に地元製造業のオリジナルケース教材を駆使し、生活の中での仕事の意味とその改善から「気づき」を疑似体験した上で、現場実習を通じてリアルな体験と改善提案の根回しまでを体験する「ものづくり知識創造学統合特論」を平成20年11月~平成21年2月に開講予定しています。
▼本件に関する問い合わせ先
金沢工業大学 広報課
石川県石川郡野々市町扇が丘7-1
TEL:076-246-4784
koho@kanazawa-it.ac.jp
大学・学校情報 |
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大学・学校名 金沢工業大学 |
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URL https://www.kanazawa-it.ac.jp |
住所 石川県野々市市扇が丘7-1 |
学長(学校長) 大澤 敏 |