大学通信

WEBやTVなど、さまざまなメディアに広がる大学の情報発信

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今や大学もメディアを駆使して情報発信をする時代。進化するメディアをどう活用するかで大学の発信力に差がつく!?【聖学院大学、実践女子大学、東京工科大学、神奈川工科大学】

 私たちの生活に、もはや不可欠のものとなっている「IT」。そのITの技術をいかに駆使して情報発信するかが、大学からの情報発信の成否を握るかもしれない。

 今、若者たちの間では、いつでもどこでも気軽に読めることで「ケータイ小説」が人気を集めている。そのような中、聖学院大学(埼玉県上尾市)では「ケータイ小説」を配信し始めた。もともとは小さなSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)から生まれたリレー小説。その中に同大の事務職員がいたことから、この企画が持ち上がった。大学が発信するケータイ小説は全国でも珍しく、内容も高校生向けとして公開するとあって、注目を集めている。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=261 )

 実践女子大学(東京都日野市)では、地元の日野ケーブルテレビを通じて「実践女子学園TV講座」を2004年から放映してきた。このTV講座は、同大学の教員らによる特別講座番組を地域の人々に提供してきたもので、2008年4月現在で28本の放映実績がある。
 好評を博してきたこの講座を、いつでもどこからでも視聴できるようにと、この4月からはWEBでの配信を開始した。「文学に見る新撰組」「スローフードのすすめ」など、文化・生活・社会の3ジャンルの講座がインターネットを通じて自由に視聴できる。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=197 )

 「メディア学部」を擁する東京工科大学(東京都八王子市)では、学生がさまざまなメディアを通じて情報発信を行っている。
 世界的に有名な「ル・マン24時間耐久レース」に参戦する「TEAM TERRAMOS」に、同大学などの学生がスタッフとして参加。同チームの最新情報をサーキットからインターネットブログを通じて配信した。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=244 )
 また同大学の学生は、TV番組の制作にも挑戦している。3分間という短い作品ながら、学生が制作にかけた期間は2か月。企画作りから取材、リポート、編集まで手作りのこの番組は、5月10日(土)BSフジで放送された。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=201 )

 神奈川工科大学(神奈川県厚木市)では、エコロジーをメインコンテンツとした大学情報番組「ECO-KAIT」(ブロードバンド放送局)を開局した。毎月1回、学内でトーク形式による公開収録を行うという。
 同大学ではエコ活動を積極的に展開しており、キャンパスにおけるエコ活動のマニフェスト「KAIT ECO活動宣言」をまとめている。こうした活動を報道するのが今回開局した「ECO-KAIT」だ。番組の撮影、編集、配信などの作業には、同大学の情報学部の学生が主体的に関わっているという。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=226 )

 社会のグローバル化の進展により、大学の活動の場も広がっている。先進的な取組を有効にPRすることも重要なIT技術の一つ。多様化するメディアをいかに活用できるかで、大学の発信力にも優劣がついてくるかもしれない。