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ノーベル賞受賞者であり、北里柴三郎博士の恩師でもあるローベルト・コッホ博士が100年前の1908年に来日したことを記念し、北里柴三郎記念室では「ローベルト・コッホ博士 来日100年記念展」を開催する。
北里大学は、世界的な細菌学者であり、わが国の近代医学と衛生行政の発展に多大な貢献を果たした北里柴三郎博士を学祖としている。
北里博士は1886(明治19)年からドイツに留学し、1892(明治25)年までの6年間で免疫学の基礎となる重要な業績を挙げた。当時、病原微生物学研究の第一人者であったベルリン大学のローベルト・コッホ博士(※)に師事し、多くの貴重な研究成果は高く評価され、とりわけ破傷風菌純培養法と破傷風菌抗毒素の発見は、前人未到のものとして世界の医学界を驚嘆させた。また、留学最後の1年間は結核の治療法に関する研究を行い、帰国後も研究結果を随時、コッホ博士へ知らせている。北里博士にとってコッホ博士は生涯の師でもある。
同大学では、コッホ博士夫妻の来日100年を記念し、北里柴三郎記念室にて「ローベルト・コッホ博士 来日100年記念展」を開催。同展ではコッホ博士が伝染病研究所を来訪した際の集合写真や、ドイツ語による歌舞伎上演の説明書、記念品として配布されたスカーフピンなども展示されている。
【ローベルト・コッホ博士 来日100年記念展】
期 間: 平成20年9月1日~12月18日
会 場: 学校法人北里研究所 北里本館1階 北里柴三郎記念室
開 室: 月曜日~木曜日 午前10時~午後3時
休 室: 金曜日~日曜日、祝日、年末年始、夏期休暇、開校記念日(4月20日)、北里記念日(11月5日)
入 室 料: 無 料
☆団体見学の場合は事前にご連絡ください。
(※)コッホ博士は、病原細菌学という新しい分野を開拓した世界的細菌学者。
1882(明治15)年 結核菌の発見を発表。
1885(明治18)年 ベルリン大学衛生学教授及び同大学の衛生研究所所長に就任。
1890(明治23)年 結核の治療法としてツベルクリン治療を発表。
1891(明治24)年 ドイツ国立伝染病研究所所長に就任。
1900(明治33)年 ローベルト・コッホ研究所開設。
1905(明治38)年 「結核に関する研究」でノーベル生理学・医学賞を受賞。
1908(明治41)年 6月12日から8月24日まで、夫人と共に来日。
【写真説明(上から)】
○北里柴三郎記念室
○企画コーナー
○コッホ来日「観劇会」歌舞伎説明の独文小冊子(初公開)
○コッホ来日記念品(スカーフピン)
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人 北里研究所 北里柴三郎記念室
東京都港区白金5-9-1
TEL: 03-5791-6103
FAX: 03-5791-6274
E-mail: k-museum@kitasato-u.ac.jp
URL: http://www.kitasato.ac.jp/kinen-shitsu/
大学・学校情報 |
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大学・学校名 北里大学 |
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URL https://www.kitasato-u.ac.jp/ |
住所 〒108-8641 東京都港区白金五丁目9番5号 |
学校法人北里研究所が設置する北里大学は、北里柴三郎を学祖とする生命科学の総合大学で、「開拓」「報恩」「叡智と実践」「不撓不屈」を建学の精神としています。2015年12月、大村智特別栄誉教授が「線虫感染症の新しい治療法の発見」によりノーベル生理学・医学賞を受賞。2024年7月、20年振りに刷新された新千円札の肖像画に北里柴三郎が採用された。 |
学長(学校長) 砂塚 敏明 |