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京都精華大学は今年7月、創立40周年記念事業の一環として、京セラ株式会社と共同で「京都オパール デザインコンペティション」を実施。その受賞作品が12月8日より京セラ美術館にて展示され、京セラではこれらのデザインの商品化について検討する。なお、初日に行われる表彰式では、受賞者の学生たちはテーマの「京都」を意識し、着物を着用して表彰式に臨む予定だ。
京都精華大学(学長:島本 浣)と京セラ株式会社(社長:川村 誠、以下京セラ)は、今年の7月17日から9月26日の間、同大創立40周年記念事業の一環として、「京都オパール デザインコンペティション(※注1)」を実施した。これは同大の学生が『京都』をテーマに、京セラのオリジナル素材「京都オパール(愛称)(※注2)」を使用した装身具のデザインを競い合うというもの。このたび、全54点の応募の中から、最優秀賞1点、優秀賞3点、入選作品12点を決定した。
これに伴い、優秀デザイン(プロトタイプ)について、12月8日から19日まで、京セラ本社1階の「京セラ美術館」にて展示を行う。京セラでは今後これらのデザインの商品化について検討していく予定だ。
また、初日の12月8日(月)10:00からは表彰式が行われるが、受賞者の学生たちはテーマの「京都」を意識し、着物を着用して表彰式に臨む。
同コンペティションは、産学共同事業として、同大創立40周年記念事業である「4,000クリエイターズプロジェクト」の1つに位置づけられている。これは同大在学生および教職員というキャンパス構成員4,000人全員に、クリエイターとして参加を募るプロジェクトだ。
今回のコンペティション以外にも、「キャンパスリニューアルプロジェクト」(学内建物表示全般などのサインシステムの構築等)、「大学グッズの企画・制作等のアイデア募集」、「河和田アートキャンプの紹介・報告会」等を計画・実施中である。
■「京都オパール デザインコンペティション」優秀作品展示の概要
【開催期間】 2008年 12月8日(月)~12月19日(金)
【開催場所】 京セラ美術館 (京セラ株式会社本社1階)
【展示作品】 最優秀作品・優秀作品のプロトタイプ商品(7点)、およびデザイン画
■表彰式開催概要 (取材でお越しいただきますようご案内いたします)
【日 時】 2008年 12月8日(月) 10:00~11:00
【場 所】 京セラ本社 2階プレゼンテーションルーム
(〒612-8501 京都市伏見区竹田鳥羽殿町6 TEL: 075-604-3500)
【出 席 者】
京セラ株式会社 執行役員 宝飾応用商品事業部長 松田孝史
総務人事本部広報室長 伊藤雅章
京都精華大学 学 長 島本 浣
受賞者、審査員 ほか
(※注1)「京都オパール デザインコンペティション」について
【タイトル】 ――京セラと京都精華大学の産学共同事業――「京都オパール デザインコンペティション」
【募集内容】
・京セラが独自開発した“京都オパ-ル”を使用
・装身具を中心とした新商品(身につけるもの、身近におけるもの)のデザインアイデアを募集
・書式自由 アイデアスケッチ図やイメージ図、アイデアメモ(文章)でも可
・デザインテーマは“京都”、若年層や海外観光客を新商品の販売対象のイメージとする
【募集期間】 2008年7月17日(木)~9月26日(金)
【応募作品】 作品総数54点(応募人数43名)
【受賞作品】 最優秀賞:1点、優秀賞:3点、入選作品:12点
【京都精華大学×京セラのコラボレーションについて】
大学創立40周年を迎える京都精華大学は、国内外で広く通用する人材育成をめざしており、2004年に日本で初めて世界最大規模の芸術系非営利連合組織であるクムルス(cumulus)に参加し、海外の大学との交流を行ってきた。そして、次代を担う“表現者”をめざす同大生がその才能を発揮できる機会の創出を検討していた。
一方、京セラでは1959年にファインセラミックスのメーカーとして京都で創業し、1975年からは高度な技術を駆使して開発した再結晶宝石を用い、30年以上にわたり宝飾品事業を展開してきた。そして、今秋より国内で本格投入を図る“京都オパール”では、京都の伝統工芸との融合のみならず、世の中に新しい価値を提供できるような展開を検討していた。
このような京セラの考えと、伝統を継承しながらもそれを打ち破る新しい表現や美の可能性を世界へ発信することをめざす同大の想いが交わり、今回の産学共同事業が実現した。
(※注2)「京都オパール」について
「京都オパール」とは、京セラが装飾用素材として展開しているカラーオパールなどの人工のオパールを総称した愛称である。天然オパールと同一の石英粒子をもとに、京セラ独自の宝石合成技術によって、長い歳月をかけながら大切に育てたものだ。また、多彩な色合いを楽しんでいただくための染色技術をはじめ、オパール特有の“割れ”や“欠け”などのいわゆる“脆さ(もろさ)”を克服した含浸技術を加えることで、多種多様のカットが可能になった。このオパール構造から創出される遊色効果は世界に類はなく、気品漂う独特の風合いは、成型された樹脂製品では真似ることはできない。
色彩表現豊かな素材の特長を生かし、今秋、「桜色」「浅葱色」「瑠璃色」など日本の伝統色をイメージした12色をラインアップして、日本国内向けに本格投入する。
同素材は米国のアクセサリー市場を中心に、15年以上の販売実績がありますが、このたび、京都生まれのオパールをより多くの方々に知っていただきたいとの思いから“京都オパール”という愛称を選んだ。
▼本件に関する問い合わせ先
京都精華大学 企画室 40周年記念事業担当
TEL: 075-702-5201
FAX: 075-702-5391
E-mail: 40seika@kyoto-seika.ac.jp
40周年事業ウェブサイト: http://www.kyoto-seika.ac.jp/1968+40/
大学・学校情報 |
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大学・学校名 京都精華大学 |