金沢工業大学

視覚障害者の美術鑑賞支援で初の実証実験――金沢工業大学情報フロンティア研究所

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金沢工業大学の情報フロンティア研究所(所長 永瀬宏教授)では、美術鑑賞のユニバーサルデザインについて研究を進めており、その一環として、1月28日(水)には石川県白山市の「市民工房うるわし」において、視覚障害者の美術鑑賞を支援するための人物位置把握実験を行った。同実験は、視覚障害者の参加を得て実施する初の実証実験である。

 「市民工房うるわし」では現在、「能面 幽玄の世界展」(開催期間:1月10日(土)~2月1日(日) 会場:3階常設展示室)が開催されており、今回、この企画に合わせて鑑賞者の方に、その人のいる場所に関する補助情報(作品に近づきすぎたときの警告音など)や、作品の解説に関する情報を提供するというもの。

 鑑賞者にはカード式の電子タグを持ってもらい、位置精度や利用にあたってのユーザー評価などを収集した。

▼本件に関する問い合わせ先
 金沢工業大学 広報課
 石川県石川郡野々市町扇が丘7-1
 TEL: 076-246-4784
 E-Mail: koho@kanazawa-it.ac.jp