慶應義塾大学

豊臣秀吉が天下統一直後に正室「おね」にしたためた書状など書跡や絵画、古典籍1740点がセンチュリー文化財団から慶應義塾に寄託

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慶應義塾が2008年に創立150年を迎えたことを記念して、このたび財団法人センチュリー文化財団から、書跡を中心とする美術品と古典籍1740点が寄託されることとなった。これらは日本及び東洋の古典に関する資料の蒐集保管、調査研究を行っている同大附属研究所「斯道文庫」(しどうぶんこ)に保管される。

 慶應義塾が2008年に創立150年を迎えたことを記念し、財団法人センチュリー文化財団(※1)から、書跡を中心とする美術品と古典籍1740点が、慶應義塾に寄託されることとなった。

 これらは日本および東洋の古典に関する資料の蒐集保管、調査研究を行っている慶應義塾大学附属研究所 斯道文庫(しどうぶんこ※2)に保管される。
 また、寄託品に関連する諸分野の研究助成のため「センチュリー文化財団赤尾記念基金」(仮称)として、センチュリー文化財団より1億円が慶應義塾に寄付される予定。

 2月24日(火)には、契約書の調印式と基金の感謝状贈呈式が執り行われ、当日は豊臣秀吉の書状をはじめとした寄託品の一部が公開された。

【参 考】
(※1)財団法人 センチュリー文化財団
 株式会社旺文社の創業者である故赤尾 好夫(あかお よしお)氏の発意によって、人類文化の発達に主導的役割をはたしてきた言語及び言語に係わる文化に関する資料の収集・保存・展示等を通じ、次代を担う人々が言語及び人類文化に対する理解と認識を深めることに寄与し、もって人類の相互理解と世界平和の安定に貢献することを目的とし、昭和54年に設立された財団。

(※2)慶應義塾大学附属研究所 斯道文庫
 昭和33年の慶應義塾創立100年に際し、麻生 太賀吉(あそう たかきち)氏より寄贈された、日本漢学・日本儒学・東洋哲学・国語国文学・中国文学・国史学・東洋史学を中心に広く人文・社会科学の各分野にわたる約7万冊の蔵書をもとに、昭和35年に設立された。日本及び東洋の古典に関する資料の蒐集保管並びにその調査研究を行う研究所である。
 日本国内や海外に在る和漢の書物の現地調査と、マイクロフィルムやデジタル撮影等による収集・整理を行いつつ、それらを対象として書誌学的方法による精密な研究を行っている。また約14万冊(寄託書3万3500冊を含む)の蔵書と、約6200本の100フィートマイクロフィルム、約1300冊の紙焼写真版を収蔵しており、専門図書館として学内外の研究者に公開。この他に、大学院生を対象とする「斯道文庫講座」や学外の著名な研究者を招いた公開講演会など書誌学の普及に努めている。
http://www.sido.keio.ac.jp/index-old.html

▼本件に関する問い合わせ先
 慶應義塾広報室(河越、田中)
 TEL: 03-5427-1541
 FAX: 03-5441-7640
 E-mail: m-koho◎adst.keio.ac.jp
 (「◎」は「@」を示します)
 http://www.keio.ac.jp/

433 京洛風俗図屏風・右

434 京洛風俗図屏風・左

435 本阿弥光悦

436 豊臣秀吉

437 梅花文文箱

438 銅製経筒

439 清渓通徹

440 孔雀明王像