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北里大学が医療系4学部および2専門学校の学生共同による教育プログラム「オール北里チーム医療演習」を実施

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北里大学では5月1日(金)~2日(土)の2日間、相模原キャンパスにおいて、医療系4学部および2つの専門学校の学生がともに学べる「オール北里チーム医療演習」を実施。医療現場の想定課題について2日間にわたりチームディスカッションし、その成果を発表する。

 近年の生命科学、医学の進展に伴い、医療の高度化・細分化は急速に進んでいる。また、疾病構造や人口構造も大きく変わってきており、医療は複数の医療専門職の「知」を結集して行わなければ、その実施は困難な状況となっている。
 さらに、医療に対する「社会のニーズ」も大きく変化してきており、単に病気を治すばかりでなく、どのように診断・治療が行われるかというプロセス、倫理的・心理的・社会的な側面も含めた対応が必要になるなど、医療の質がいま大きく問われている。

 このように、患者さんを中心にした良質の医療を実践するためには、多種類の医療専門職の協働(チーム医療)が不可欠であり、そのための優れた人材の育成が急務となっている。

 こうした中、北里大学では、医療系4学部(医学部、看護学部、薬学部、医療衛生学部)と2専門学校(保健衛生専門学院、看護専門学校)を擁し、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、診療放射線技師、理学療法士、管理栄養士など14に及ぶ専門医療人を育成する教育を展開している。

 また、大学附属の4つの病院(北里大学病院、北里大学東病院、北里研究所病院、北里研究所メディカルセンター病院)との緊密な連携のもとに医療系学部等の教育が行われるなど、チーム医療教育にまさに好適な環境を誇っている。
 こうした特性を最大限に生かし、北里大学では学部間および学部・病院間の教育連携による「チーム医療教育」プログラムを平成18年度より開設。学生に、他職種の知識・技術、患者接遇を理解させ、職種間の相互理解と連携、協働できる能力や患者を総合的にケアする能力を身につけさせる試みを展開している。

◎平成21年度「チーム医療教育」プログラム
 「オール北里チーム医療演習」─より安全で良質な医療の実現を求めて─
○日 時: 5月1日(金)~2日(土)
○場 所: 相模原キャンパス(神奈川県相模原市北里1-15-1)
○概 要:
 8~10人の学部混成チーム120チームを作り、医療現場の想定課題について2日間にわたりディスカッションし、その成果を発表する。
・参加対象学生: 約1,100人
 (内訳)薬学部、医学部、看護学部、医療衛生学部、
     北里大学保健衛生専門学院、北里大学看護専門学校
・担当教職員: 約150人(うちファシリテータ120人)
・チームディスカッションのテーマ
 ■Case1 救急医療 :    心筋梗塞患者の急性期治療
 ■Case2 大災害時の医療現場 :  大災害時の避難所の維持医療
 ■Case3 感染 :      インフルエンザの流行
 ■Case4 がん医療1 :  喉頭がんの周術期の医療
 ■Case5 がん医療2 :  末期がん・骨転移
 ■Case6 臓器移植 :   腎移植─糖尿病患者の合併症
 ■Case7 高齢者医療 :  脳梗塞後遺症
 ■Case8 生活習慣病 :  メタボリックシンドローム
 ■Case9 周産期医療 :  妊娠高血圧症候群・母子のケア

▼本件に関する問い合わせ先
 北里大学教学センター
 〒228-8555 神奈川県相模原市北里1-15-1
 TEL: 042-778-9031
 E-mail: gakusei@kitasato-u.ac.jp
 http://www.kitasato-u.ac.jp/

551 北里大学における医療系教育

547 チームディスカッション

548

549 発表会

550 合同懇親会