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学部長が語る、新設学部の4年間と今後の展望~開設4年目、駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部の展望【第5弾】~

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駒澤大学(東京都世田谷区)グローバル・メディア・スタディーズ学部(以下GMS学部)は、今年度で開設4年目の節目を迎える。これまで4回に渡り、「カリキュラム」「学部像」「留学」「就職」という視点からGMS学部の“今”を紹介してきた。シリーズ最終回では、GMS学部のこれまでの歩みと、これからの展望について、GMS学部長 斎藤信男が説明する。

 GMS学部長 斎藤信男との一問一答は次の通り。

──GMS学部設置の目的について
 「わが国では、世界を舞台に活躍できる語学力と情報リテラシーを備え、メディアやコンテンツの本質を深く理解し、駆使する力を備えた人材の育成が求められています。こうした時代の流れを先取りし、本学では人文科学と社会科学、情報学の学問分野を横断する“学際的アプローチ”による研究と教育の場を築くことを趣旨として、2006年にGMS学部を開設しました。
 設置当時は、本学のほかに、メディアやコンテンツに照準を合わせた学際的研究に取り組む学部はほとんどなく、参考とする事例もありませんでした。そのため、当初は試行錯誤の連続でしたが、計画(Plan)、実行(Do)段階を経て、今、まさにGMS学部は、点検・評価(Check)、改善(Act)の段階を迎えているのです」

──点検、改善に向けた取り組みは?
 「GMS学部は今年度で完成を迎えますが、自己チェック機能を持つ評価委員会が必要で、そこでは基礎力の養成、学際的な問題解決力の養成、実践的な学士力の養成という観点から、教育機能の検証を行っていきたいです。教育課程の実施状況、第一期生の就職内定状況などを鑑みますと、教養としての『語学力(グローバル)』と『メディアを本質的に理解する能力(メディア)』を養成する機能については、十分な効果があったと自負しています。今後は基礎力を身につけた上で、習得が可能となる『学際的な問題解決力(スタディーズ)』を養成する機能について、さらなる改善・拡充を目指していきます」

──GMS学部の学生(第一期生)の印象は?
 「どこでも、新しい学部では第一期生は特徴を備えた学生が多く見られます。まだ海のものとも山のものとも分からない学部に挑戦しようという学生ですから、当然でしょうね。GMS学部では、何でも積極的に取り組もうという学生が目につきます。本学は、ややおとなしい学生が多いと聞いていますが、世界に飛び出て挑戦するためには今から腕力を磨いて下さい」

──今後の展望について
 「GMS学部は、今後も世界に貢献できる人材、次世代を担う人材を育ていくため、カリキュラム面などを含めて、さらなる充実を図るよう尽力してまいります。とりわけ、学際的な問題解決力を身につけるためには、大学院の設置は不可欠ですので、全学で検討していきたいですね」

■斎藤信男 教授 研究業績■
http://www.komazawa-u.ac.jp/~kikaku/profiles/1901001.htm

【シリーズ第1弾】カリキュラム「多彩なゲスト・スピーカーによるオタク市場分析講座」
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=818
【シリーズ第2弾】学部イメージ「学生が考えるグローバル・メディア・スタディーズ学部」
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=842
【シリーズ第3弾】留学・国際交流「留学体験をメディアで配信」
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=842
【シリーズ第4弾】就職活動「第1期生は多様な業界へ進出」
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=898

▼本件に関する問い合わせ先
 駒澤大学総務部広報課
 〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1
 TEL: 03-3418-9828
 FAX: 03-3418-9017
 http://www.komazawa-u.ac.jp/
 E-mail: koho@komazawa-u.ac.jp