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国際的な人材育成を目指して~大学の「国際教育」《第二弾》

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社会のグローバル化の進展とともに、政治や経済の分野だけではなく、教育や研究分野の国際貢献や国際交流はますます重要度を増している。世界で活躍できる人材の育成をめざし、「国際教育」に取り組む大学の話題の第二弾をまとめた。
【テンプル大学ジャパンキャンパス、京都外国語大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学、宮崎国際大学】

 テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都港区)は、日本人学生にとって、外国留学の門戸となるだけなく、日本を離れなくても米国本校と同じ質の高いアメリカンスタイルの大学教育が受けられることで、高い評価を得てきた。今までにも、国際NGO研修を実施したり、国際ビジネス学科を新設したりとグローバルな教育環境を提供し続けている。また、日本の複数の大学との間で学生や教職員の交流に関する連携プログラムの開発も進行中だ。現在、武蔵大学・武蔵高等学校中学校や東北公益文科大学と基本協定を締結しており、それらの大学生・高校生向けの英語教育プログラムの共同開発を予定している。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=827
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=886
 
 京都外国語大学(京都市右京区)では2010年4月に外国語学部9番目の学科となる「国際教養学科」の開設を予定している。長年にわたって培ってきた語学・多文化教育の実績を活かし、特に教室での「学び」と“国際ボランティア”や“海外インターンシップ”などの体験型教育での「実践」を融合することで、国際社会で活躍できる人材の育成を目指す。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=856
 また、同大では将来国際社会で活躍する学生を強力にバックアップするため、学生が主体となって行う海外ボランティア活動を、学生部が中心となって教職員がサポートするという、特色ある国際活動を推進している。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=874
 
 立命館大学(京都市北区)政策科学部では、2007年度から専門教育と連携した新しい英語教育の一貫として、地域貢献型英語教育プログラム“Decoding Kyoto Project”を開始。学生の自主的活動、フィールドワーク、グループワークに基づいて研究を行う2回生のゼミナールのプロジェクトの一つだが、これらに英語の実践的学習の要素を加え、外国人住民や観光客にとって京都をもっと暮らしやすく楽しめる町にするために、重要な情報の英語翻訳を行っている。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=825)
 
 立命館アジア太平洋大学(大分県別府市)は、国際教養大学と単位互換プログラムの実施や、学生・教職員の交流等を目的として、協力協定を締結した。公立大学法人と私立大学との協力協定は全国的にも例が少なく、国公私立の枠を超える先進的な連携事例として期待される。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=953)
  
 宮崎国際大学(宮崎県清武町)は、日本で初めて全授業を英語で行ったことで知られているが、実際に異文化の中で体験して学ぶ「海外研修」は同大のカリキュラムの中でも重要な役割を担っている。研修前の1学期間は日本と諸外国の文化を学習する比較文化科目を履修。比較文化研究の視点を持たせ、その上で海外に送り出している。この海外研修によって英語力を高めた学生は異文化の人々との交流に必要な考え方や自立心を身につけて本学に戻ってくる。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=883)