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金沢工業大学 数理工教育研究センターでは、高校生を対象とした「KIT夏の数理講座―数学や科学を楽しむ―」を7月25日(土)13時から金沢工業大学8号館を会場に開催。実験などを通して、数学や科学の不思議や魅力を紹介する。
「KIT夏の数理講座―数学や科学を楽しむ―」
・日時: 2009年7月25日(土)13:00~16:30
・会場: 金沢工業大学(8.101教室)
・当日のスケジュール:
12:30~13:00 受付(8.101教室前)
13:00~13:15 「KIT夏の数理講座」開催にあたって
13:15~14:45 「原子・分子のミステリー」 講師: 谷口 進一 講師
休憩(15分)
15:00~16:30 「立体の体積を求めよう」 講師: 中村 晃 准教授
【講座の概要】
◎原子・分子のミステリー ―量子の視点から観たミクロの世界―
講師: 谷口 進一 講師
私たちが普段慣れ親しんでいる日常レベルの大きさをもつ物体の振る舞いは、高校でも学習するNewton力学やMaxwellの電磁気学によってほとんど完全に説明することができる。
ところがこれらの基礎理論をそのまま原子レベルの現象に適用すると、実際の実験結果とは鋭く矛盾する結果に陥ってしまう。例えば、原子核を中心として電子が円軌道を描いて回転しているという原子のモデルは、回転している電子から電磁波が放出されエネルギーを失うため、一瞬にして崩壊してしまう。
このようなミクロの世界の現象を正しく理解するためには、量子論の視点から現象に迫る必要がある。
今回の講座では、私たちの常識とはかけ離れた原子や分子のミステリアスな本質を、量子論を用いて解明していく。高校生の皆さんにも理解して頂けるよう易しく解説していく。
◎立体の体積を求めよう ―積分の基礎―
講師: 中村 晃 准教授
三角錐の体積の公式は「底面積×高さ÷3」であることを小学生の時に公式として覚えた。なぜ3で割るとよいのか考えたことがあるか?
今回の講座では、立方体を体積が等しい2種類のそれぞれ3つの三角錐に分割することによりできた三角錐の体積が「底面積×高さ÷3」になることを理解する。
さらに、積分の基本的な考え方よりあらゆる三角錐の体積が同じ公式で求められることを直感でわかるように説明。最後に、三角錐の体積を利用して球の体積を、図形を使って求める。
▼本件に関する問い合わせ先
金沢工業大学 広報課
石川県石川郡野々市町扇が丘7-1
TEL: 076-246-4784
E-Mail: koho@kanazawa-it.ac.jp
大学・学校情報 |
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大学・学校名 金沢工業大学 |
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URL https://www.kanazawa-it.ac.jp |
住所 石川県野々市市扇が丘7-1 |
学長(学校長) 大澤 敏 |