大学通信が提供する大学情報に特化した広報支援サービス 大学プレスセンター

　東京家政学院生活文化博物館（博物館長：小瀬康行、所在地：東京都町田市相原町2600）は、10月13日（火）から11月20日（金）まで、特別展「ハートフルミュージアム－思い出のひと品－」を開催する。

　机の引き出しに見つけた何かを手にしたとたんに、「あのとき」が昨日のことのように思いだされることがある。ときにはそのときの風の匂いやほろ苦い気分、あるいは誇らしさまでも…。自分だけのタイムトンネルとなっている「ひと品」。
　東京家政学院生活文化博物館では、そうした個人のタイムカプセルのようなひと品と、それにまつわる「思い出」を集めた特別展を開催する。

　年代も20代から70代まで幅広く、本学関係者はもとより、地域の方からも寄せられた「ひと品」と「思い出」は107名118点に上る。

　展示品は、chapter 1（原点）、chapter 2（愛情）、chapter 3（恩師）、chapter 4（友情）、chapter 5（感動）、chapter 6（挑戦）、chapter 7（出会い）の７つに分類し、思い出メッセージとともに展示している。

◆小瀬康行生活文化博物館長の話
「博物館は、モノを展示して歴史、芸術、自然など来館者にさまざまな価値や楽しさをそこに見出していただくための施設ですが、今回の展示ではモノではなく、ふだんはクローズアップされることのないそのモノに込められた心の記録を展示します。私たちは、それをハートフルミュージアム展と名づけました。
　この展示を成功させるためには、多くの方々から思い出を語っていただく必要があり、そのために5月より広く公募をしました（ http://muse-note.at.webry.info/200904/article_2.html ）。写真とメッセージは写メール、ひと品の搬入と搬出は参加者自身、さらに希望される方には、列品作業もお願いしました。要するに展示の趣旨に賛同された方々にはトコトン参加していただいて、みんなで特別展を作ろう、というのがこの展示のもう一つの特色です。
　人間不信に陥りそうな出来事が毎日のようにニュースで流れますが、展示の思い出メッセージをみるとホッと心が和み、まだ大丈夫だ、という気になります。一人でも多くの方にご来館していただきたいと願っています。」

　平成2年（1990）に東京家政学院大学町田キャンパス内に設立された生活文化博物館では、同学院の教育・研究の成果を公開するとともに、学生および教職員の教育研究の場として、さらに広く地域における生涯学習の場として活用することを目的としている。

　「生活文化」という名称は、本学を創立した大江スミ先生の唱えた知識（knowledge）、徳性（virtue）、技術（art）の建学の精神に発しており、衣食住の分野を基本としている。この生活文化という身近な事物に焦点をあて、歴史、文化を理解することに努めている。

　所蔵資料には、工芸資料（民族衣装、ガラス器、土人形、木地玩具などの日本の伝統民芸品など）や歴史資料（ものさし、枡、秤などの度量衡器、伝統的食文化を担う膳椀類、国内外の装身具類など）があり、「特別展」、「常設展」、博物館学芸員をめざす学生たちによる「展示実習」などを毎年開催している。

◎特別展「ハートフルミュージアム―思い出のひと品―」の概要
■会　期：　2009年10月13日（火）～11月20日（金）
■休館日：　土・日曜日・祝日・入試など大学行事日
■開館時間：　9：30～16：30
■入館料：　無料
■交　通：　京王高尾線めじろ台駅から東京家政学院行きバス約1３分、横浜線相原駅から東京家政学院行きバス約8分。
■主　催：
・東京家政学院生活文化博物館
　〒194-0292　東京都町田市相原町2600番地　東京家政学院大学構内
　TEL：　042-782-9811（大学代表）・9814（博物館事務室）
　URL：　http://www.kasei-gakuin.ac.jp/
　URL：　http://muse-note.at.webry.info/

▼本件についての問い合わせ先
　東京家政学院大学入試広報課　森田
　TEL：　０４２－７８２－９４１２
　FAX：　０４２－７８２－１７１１
　E-Mail：　morita@kasei-gakuin.ac.jp
　所在地：　〒１９４－０２９２　東京都町田市相原町２６００