大学通信

魅力のメニューが満載 進化する学生食堂 《第二弾》

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食べ盛りの大学生の胃袋を支えてきた学生食堂(以下、学食)が、進化を見せている。それぞれ特色を生かした名物メニューを販売する大学は多く、学生や教職員に人気を博している。また、地元の食材を多く使ったり、専属の栄養士による特別メニューを提供するなど、単に食事をするだけの施設だけではなく、学生の生活環境を支援する場所として活用する大学も増えている。
【神奈川大学、文教大学、金沢工業大学、京都外国語大学、立命館大学、追手門学院大学】

 神奈川大学横浜キャンパス(横浜市神奈川区)の学生食堂「カルフール」では、地産地消に取り組んでいる。キャンパスからも程近い契約農家から、朝採りキャベツなど新鮮な地元の有機栽培野菜を仕入れ、学生・地域の人々に提供。このほか、湘南ひらつかキャンパスでも、焼きたてパンが味わえるカフェの新設や学生食堂のリニューアルを行うなど、学生の食環境の改善に積極的に取り組んでいる。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1135 )
 
 文教大学湘南校舎(神奈川県茅ヶ崎市)では、飲食店情報サイトを運営する「ぐるなび」加盟のシェフが開発した健康レシピをもとにした定食を、期間限定で提供した。メニュー名は「秋刀魚と湘南野菜の酢テーキ」。秋刀魚と湘南野菜を、酢と醤油におろし生姜を加えたタレであえた香り豊かな料理だ。このメニューは、同大が2010年4月開設を予定している健康栄養学部にちなみ、8月に実施された体験料理教室「ぐるなびのシェフと体験する フードセラピー」で開発されたもの。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1196 )
 
 金沢工業大学(石川県石川郡)学食の人気メニュー「ハントンライス」は、金沢生まれの洋食だ。ケチャップライスに薄焼き卵、その上に魚のフライをのせてケチャップやタルタルソースをかけたもので、今から約10年前に学食のメニューに登場した。同大は県外からの学生が多いこともあり、何か地元のものを紹介したいということで金沢発祥の「ハントンライス」を販売したところ、県外から来た学生に大変珍しがられ人気メニューとなった。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1141 )
 
 京都外国語大学(京都市右京区)では、“京都外大TABLE FOR TWO”プロジェクトが1周年を迎えた。これは、栄養バランスを考えた低カロリーでヘルシーなオリジナルメニューを販売し、その売上金のうち1食につき20円が、国連世界食糧計画などを通じて開発途上国の学校食堂1食分として寄付されるというものだ。同プロジェクトは学生食堂「リブレ」(株式会社不二家商事)の協力の下、メニューの企画から学内での広報、販売活動まで、すべてを学生たち自身の手で行っている。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1155 )
 
 立命館大学(京都市北区)では、体育会運動部の学生向けに考案された特別メニュー「アスリート食」を提供している。メニューは同大生活協同組合の専任の栄養士が中心となって作成。日本一を目指すアスリートたちの身体を作るために、栄養士は、学生一人ひとりの体型やクラブにおけるポジション(オフェンス・ディフェンスなど)、怪我や疲労の度合いなどを考慮しながら、選手に適した食事を提供している。また、試合にはほぼ必ず見学に行き、選手の活躍を見守るとともに、スタミナ切れなど選手の体調チェックもしている。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1209 )
 
 追手門学院大学(大阪府茨木市)食堂には、「釜焚ごはん」など和食を中心とした「まいどおおきに食堂」などを展開する、外食チェーンの株式会社フジオフードシステムが進出。「まいどおおきに食堂」のメニューをベースに「焼き魚」や「肉じゃが」など60種類余りをとり揃え、スイーツも充実させている。同大の食堂は、朝日新聞社発行の2008年版大学ランキングで全国2位にランクインするなど全国的にも注目されている。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=742 )