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建学の理念やメッセージを具現化　注目される「大学キャラクター」

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大学の公式キャラクターは、イメージや親しみやすさを高めるツールとして、広報活動にはうってつけの存在だ。大学の理念や理想などのメッセージが込められている場合も多く、「建学の精神がより一層身近に感じられるようになった」といった効果もある。学生のデザインによるものもあり、今後も増えていきそうだ。
【ものつくり大学、東京経済大学、横浜市立大学、龍谷大学】

　ものつくり大学（埼玉県行田市）では「もっくん」という名の人気キャラクターが人気だ。“初期設定”は製造技能工芸学科に在籍する「もの大生」で、２００８年４月に初登場。同大の公式ホームページには「もっくん日記」というコーナーもあり、大学での授業や生活、周辺地域のイベントなどを、もっくんが学生目線で紹介している。特徴ある授業やイベントなどを読むことができ、実際の学生生活の様子を垣間見ることができる好評のコーナーだ。
（ http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1226 ）
 
　東京経済大学（東京都国分寺市）の創立者・大倉喜八郎（１８３７－１９２８）は、明治・大正期に２００を超える企業を創業した、わが国を代表する実業家の一人である。同大はその偉大なチャレンジ精神を９つのキャラクターに具現化し、「ＴＫＵチャレンジャーズ」と名づけた。入試課や学生課窓口などあちこちに等身大のパネルで作られたキャラクターが「出没」するなど、キャンパスで活躍中。ホームページや各種の媒体広告などで、同大をアピールする広告ツールの一環としても活用されている。
（ http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1203 ）
 
　横浜市立大学（横浜市金沢区）の大学キャラクターは、創立８０周年を記念して、イチョウの葉をモチーフに誕生した。「ヨッチー」（Yochy）という愛称は、同大のＷｅｂサイトやチラシ等で公募し、応募総数８０８作品から決定したもの。
（ http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=634 ）
　その後、ヨッチーをモチーフにしたオリジナルストーリー『４－ｆｒａｍｅ　ＳＴＯＲＹ（４コマ漫画）』の連載を、キャラクターサイトにて開始。
（ http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=911 ）
　さらに、今年の学園祭期間中には誕生1周年記念として「ＨＡＰＰＹ　ＢＩＲＴＨＤＡＹ　祝1歳キャンペーン」を開催するなど、さまざまな場面で活躍の場を広げている。
（ http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1272 ）
 
　龍谷大学（京都市伏見区）では、創立３７０周年記念事業の一環として、新しいマスコットキャラクターを制作した。今年の４月から８月までの期間、同大ｗｅｂサイトをはじめ、大学広報誌やＦＭ京都（α－ＳＴＡＴＩＯＮ）のラジオ番組・雑誌等を通じて、広く記念キャラクターのデザインを公募。応募作品２０２件の中から大学名の頭文字をモチーフにした「龍」のキャラクターに決定した。キャラクターの名称については、今後、ネーミング募集コンテスト等を実施する予定だ。
（ http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1294 ）