金沢工業大学

金沢工業大学が特色ある地域連携教育プロジェクトをスタート――学生自身がアパートのリノベーションに参画

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金沢工業大学では、地域と一体となった教育プロジェクト活動の第一弾として、学生アパートのリノベーションをユーザーである学生自身が参画して行っていく「Re-Design Apartment Project(RDAプロジェクト)」がスタート。アパートのオーナーを対象としたプロジェクト説明会を12月12日(土)10時から、金沢工業大学にて開催する。

 金沢工業大学では、教育プロジェクト活動のいっそうの充実を図るため、学園教職員による「地域連携推進委員会」を12月7日に発足させ、地域と一体となった教育プロジェクト活動の可能性を検討し、積極的に推進していくことになった。
 その第一弾として、学生アパートのリノベーションをユーザーである学生自身が参画して行っていく「Re-Design Apartment Project(RDAプロジェクト)」がスタートすることになり、KIT指定アパートのオーナーを対象としたプロジェクト説明会を12月12日(土)10時から、金沢工業大学扇が丘キャンパス5号館5.101教室にて開催する。

【背景】
 金沢工業大学では、「自ら考え行動する技術者の育成」を教育目標に掲げ、プロジェクトデザイン教育を主柱とした多彩な教育プログラムを実施している。課外活動においても、授業で身につけた問題発見・解決能力を実社会のリアルな課題に活かす地域連携、産学連携教育プロジェクトを推進しており、「月見光路プロジェクト」は秋の金沢の風物詩のひとつとなっている。
 金沢工業大学には約7200名の学生が在籍しており、約5000人もの学生がキャンパス周辺で生活している。社会に有為な人材の育成には、地域の皆様の協力と支援は欠かせない。
 「地域連携推進委員会」の設置により、金沢工業大学は地域と一体となった人材育成と地域貢献に、より積極的に取り組んでいく。

【新プロジェクト「Re-Design Apartment Project(RDAプロジェクト)」の発足】
 このプロジェクトは、金沢工業大学周辺半径3Km以内に所在する、約290棟(約4800室)のKIT指定アパートを対象に、同大学生が主体となって、アパートのリノベーションに取り組むものである。リノベーションとは、時代の変化と共に、建物(アパート)の機能・性能を向上させると共に、建築物の資産価値までも高める取り組みを指す。
 プロジェクトでは、「グループで建築設計に取り組む部屋がほしい」、「室内で緑を育てたい」といった、本学学生が有する多様な価値観を捉え、学生同士が自発的にコミュニティを創り上げる空間をデザインする。
 実際に学生たちが住むKIT指定アパートを、ユーザーである学生自身がリノベーションに参画。プロの建築家、工務店、KIT指定アパートオーナーの協力の下で実践的かつ現実的なリノベーションに取り組んでいく。

【KIT指定アパートオーナーを対象としたプロジェクト説明会】
 12月12日(土)10時より、KIT指定アパートのオーナー(約200名)を対象に、現在進められている“2つの物件”の事例を含め、RDAプロジェクの概要について説明を行う。
※なお、同説明会は、KIT指定アパートの総合窓口である株式会社学侑社主催のプログラムの一部の時間帯に実施。

RDAプロジェクト説明会
日時:平成21年12月12日(土)10時頃~
場所:金沢工業大学 5号館 5.101教室にて
主旨説明担当:地域連携推進委員会委員長 村井好博
       金沢工業大学環境・建築学部 宮下智裕 准教授

▼本件に関する問い合わせ先
 金沢工業大学 広報課
 石川県石川郡野々市町扇が丘7-1
 TEL: 076-246-4784
 E-Mail: koho@kanazawa-it.ac.jp

1021 現在トライアルとしてリノベーションに取り組んでいるアパート