駒澤大学

禅文化歴史博物館が幕末維新の志士たちの書簡『維新回天帖』を初公開――駒澤大学

大学ニュース  /  イベント  /  生涯学習  /  地域貢献

  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

駒澤大学(東京都世田谷区)禅文化歴史博物館では7月23日(金)まで、「『維新回天帖』~幕末維新を駆け抜けた志士と禅僧~」と題した企画展を開催している。期間中は徳富蘇峰が所蔵していた幕末維新の志士達の書簡集『維新回天帖』を初公開するほか、幕末維新期の禅僧に関する資料を併せて展示。激動の時代を政治・宗教の両面から紹介している。また、6月25日(金)には「幕末維新と『維新回天帖』」と題した禅文化歴史博物館セミナーを開催する。参加費無料。

 駒澤大学では7月23日(金)まで、「『維新回天帖』~幕末維新を駆け抜けた志士と禅僧~」と題した企画展を禅文化歴史博物館にて開催している。
 
 『維新回天帖』は、ジャーナリスト、歴史家、評論家として著名な徳富蘇峰(1863-1957)が所蔵していた幕末維新の志士たちの書簡集。このたび、徳富蘇峰の孫に当たる三宅良彦氏から同大に寄贈された。
 
 全4巻からなる『維新回天帖』には、志士たちの自筆書簡24通が収められており、これらの書簡には、当時の政治および社会状況などが記されている。さらに、未公開の資料であることから、極めて高い学術的価値を有している。
 大久保一蔵(利通)、三条実美、陸奥陽之助(宗光)といった幕末~明治の政治を語る上で欠かせない人物たちの興味深い書簡が多数ある中、西郷吉之助(隆盛)と小松帯刀の間で交わされた書簡、石川清之介(中岡慎太郎)から西郷隆盛に宛てた「薩土盟約締結」に関する書簡は特に貴重な史料である。
 今回の企画展では、『維新回天帖』を初公開するほか、同大所蔵の資料から幕末維新期の禅僧に関する資料も併せて展示。激動の時代を政治、宗教の両面から紹介している。
 
 また、6月25日(金)16:30~18:00には「幕末維新と『維新回天帖』」と題した禅文化歴史博物館セミナーを開催する。企画展とセミナー詳細は以下の通り。
 
◆駒澤大学禅文化歴史博物館 企画展
『維新回天帖』~幕末維新を駆け抜けた志士と禅僧~ 概要
【開催日時】
 6月7日(月)~7月23日(金)
 10:00~16:30
【休館日】
 土・日・祝、大学の定める休業日
 (ただし7月4、17~19日は開館)
【開催場所】
 駒澤大学駒沢キャンパス 禅文化歴史博物館
 
◆第23回禅文化歴史博物館セミナー 「幕末維新と『維新回天帖』」
【開催日時】
 6月25日(金) 16:30~18:00
【講師】
 駒澤大学文学部歴史学科准教授 小泉雅弘
【場所】
 駒澤大学中央講堂
【申込方法】
 電話、FAX、または博物館受付にて申し込み。
 TEL: 03-3418-9613〈禅文化歴史博物館 学芸員室〉
 FAX: 03-3418-9611〈禅文化歴史博物館〉
【定員】
 先着180名 ※参加費無料
【後援】
 明治維新史学会、世田谷区教育委員会、駒沢史学会
 
▼本件に関する問い合わせ先
 駒澤大学総務部広報課
 〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1
 TEL: 03-3418-9828
 FAX: 03-3418-9017
 E-mail: koho@komazawa-u.ac.jp
 URL: http://komazawa-u.ac.jp/