金沢工業大学

金沢工業大学が環境対策を正しく伝えるために鹿島建設と共同でプロジェクトを推進

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金沢工業大学情報経営学科の鈴木研究室では鹿島建設と共同で、環境対策を地域住民に浸透させるための「鹿島建設プロジェクト」をスタートさせた。同大学内の工事現場において、鹿島建設の環境対策を紹介する看板を設置したほか、周辺住民や学生から苦情等に、迅速に対応する仕組みづくりを提案するなどの取り組みを進めている。

 土木・建設業界は、山や森を切り開いて道路やダムなどの構造物を建てるというイメージから、「環境に配慮していない業界」と考えられがちである。しかし、現実には自然の中で大規模な構造物を建てるからこそ、周辺環境を考慮した取り組みを行っている企業が多い。
 鹿島建設もそのような企業の一つである。食品ゴミや剪定した枝を堆肥化する施設を建設、稼動させ、その際に発生したメタンガスで発電(グリーン電力)するなどの環境に関する取り組みを行っている。

 「環境マネジメント」を研究する情報経営学科の鈴木研究室では、これらの優れた環境対策を地域住民に浸透させるためのプロジェクトを鹿島建設と共同でスタートさせた。具体的には、同大学内の工事現場において、外壁パネル(工事パネル)に鹿島建設の環境対策、中でもグリーン電力を紹介する看板を設置したほか、周辺住民や学生から苦情等の情報や環境意識などを携帯端末などで送ってもらい、迅速に対応する仕組みづくりを提案するなどの取り組みを進めている。

 このプロジェクトでは、環境意識の調査と解析を情報経営学科、工事パネルのデザインをメディア情報学科と協力して進める一方、情報学部各学科に拡大し、工事パネルのデザインの感動性評価を心理情報学科、情報処理関連を情報工学科が担当するよう計画している。環境に優しい取り組みをアピールするとともに、工事現場周辺住民の満足度を向上させることを狙いとしている。
 今後はこの手法を金沢市・野々市町、石川県、北陸、全国へと拡大していく考えだ。

▼本件に関する問い合わせ先
 金沢工業大学 広報課
 石川県石川郡野々市町扇が丘7-1
 TEL: 076-246-4784

1473 グリーン電力を使用していることを告知するパネルを作成