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　競技は３日間、延べ25時間にわたる競技時間内の、１周25kmのコース周回数により競われる。初日は首位に３周回差の４位で終了したが、２日目には順調な走行で追い上げ、僅差で首位を奪った。
　接戦で迎えた最終日は、台風4号の影響で雨が降り出し、スタートから２時間ほどでレース終了した。太陽光をエネルギーとする「ソーラーカー」にとっては、この天候は悪条件そのものである。しかし、曇りや雨、そして夜間でも走行できるようにと太陽光と水素をエネルギーとして利用する玉川大学のハイブリッド・ソーラーカー「オンディーヌ」は、本領を発揮。悪天候の中でも安定した走行で首位をキープし、同時開催のワールドソーラーカーラリー（WSR）と２大会総合で１位となり、大会２連覇、そして燃料電池部門では７連覇を果たした。

　同大では「ゼロエミッション」を目指し、燃料電池で使用する水素の生成過程でも二酸化炭素を排出しないよう、水素をバイオから生成する研究や、実用化に近い４輪・２人乗りの車体製作にも取り組んでいる。

◆大会記録
【大会名】
　全日本学生ソーラー＆FCカーチャンピオンシップ
【期間】
　2010年8月10日～8月12日　会場：秋田県　大潟村ソーラースポーツライン
【主催】
　全日本学生ソーラー＆FCカーチャンピオンシップ組織委員会
【出場車両】
　オンディーヌ
【周回数】
　合計：33周
　総合１位
　大会２連覇・燃料電池部門7連覇

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