京都産業大学

規格外野菜の販売で、廃棄される野菜の削減をめざす学生の取り組み――京都産業大学が「野菜の廃棄ゼロ市」を開催

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「形が悪い」「傷がある」などの理由で規格外となり、市場に出回らずに廃棄される「変形野菜」を農家から低価格で集め、学生や地域住民に市場より安価で販売する「野菜の廃棄ゼロ市」を、京都産業大学経営学部 大室悦賀ゼミ3年次生21人が企画・実施している。

 京都産業大学経営学部 大室ゼミでは、ビジネスによる社会的課題の解決に取り組む「ソーシャル・イノベーション」について学んでいる。
 今回、野菜を作る農家において、規格外の野菜が売り物にならずに廃棄されていることを知ったゼミ生が、「形が変わっているだけで味や品質に問題がないのに捨てられるのはもったいない。社会貢献とビジネスを融合させて解決できないか」、と考えたことがきっかけで「野菜の廃棄ゼロ市」を企画した。
 京都市上賀茂地域周辺を中心に、野菜を生産している農家などに協力を依頼し、提供された大根・ネギ・キャベツなどの野菜を、上賀茂神社 一の鳥居の近くに設置した屋台で販売する。期間は、11月9日・16日・30日、12月7日の計4回予定(11月9日・16日は実施済)。
 
 2010年夏の猛暑の影響で、野菜が不作ということもあり、ゼミ生は野菜の確保に苦心したが、「変形野菜への関心を高め、少しでも廃棄野菜の削減につなげられたら」と期待している。
 
 なお、この取り組みは、さまざまな学生の挑戦を応援する京都産業大学独自の学生支援プログラム「サギタリウス・チャレンジ(チャレンジ部門)」採択企画の1つで、大学から奨励金を給付し、取り組みを支援している。

◆野菜の廃棄ゼロ市
【日時】
 2010年11月30日、12月7日 火曜日 15:30~17:00 (※野菜がなくなり次第終了) 
【場所】
 上賀茂神社 一の鳥居前(京都市北区上賀茂本山339)
【対象】
 同大学生・一般
【企画・運営】
 京都産業大学経営学部 大室悦賀ゼミ3年次生21人 

▼本件に関する問い合わせ先
 京都産業大学 総務部広報室
 TEL: 075-705-1411