玉川大学

玉川大学が4月1日に「量子情報科学研究所」を開設

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玉川大学は、量子情報科学研究所を2011年4月1日に開設する。同研究所は、これまで玉川大学の学術研究所に属していた量子情報科学研究センターを発展的に拡充し、設立する研究所である。

名称:玉川大学 量子情報科学研究所
    Tamagawa University Quantum ICT Research Institute
所長:広田 修(ひろた おさむ、玉川大学教授)

<概要>
 量子情報科学は、従来の情報の基礎理論と量子力学の原理を融合させ、情報科学の新天地を目指す新しい学問分野である。量子情報科学研究所では、長期的な視野に立つ基礎研究と、クラウド・システムに実用化が期待されている玉川大学で開発した光通信量子暗号Y-00の国内外企業との産学共同研究を行う。

 玉川大学は、世界に先駆けて量子情報および量子通信の基礎理論を1980年代から研究してきた。その成果は、発表した論文がトムソン・ロイター社の引用文献ランキングで世界上位1%となる実績として現れている。1990年には量子情報に関する世界最大の量子通信国際会議(QCMC)を創設し、量子情報科学の基礎的な学問の急速な発展に寄与した。この会議の運営は玉川大学が20年間にわたって行い、2010年に国際運営委員会に委譲した。

<組織>
 量子情報科学研究所に、以下の2つのセンターを擁する。

・量子情報科学研究センター
 最先端科学技術である量子情報科学の基礎理論研究と、そこから導き出される最新技術の新原理の実証実験を推進する。

・超高速量子通信研究センター
 量子情報理論の成果から導き出された新原理や新手法を、産業界など社会に有益な技術に発展させる研究開発を行う。特に、玉川大学で開発した強度変調方式の光通信量子暗号Y-00のシステム化や実用化に向けた安全性評価装置の開発を推進する。

▼本件に関する問い合わせ先
 玉川学園 キャンパス インフォメーション センター
 TEL: 042‐739‐8710
 E-mail: pr@tamagawa.ac.jp
 〒194‐8610 東京都町田市玉川学園6‐1‐1