東京家政学院大学

東京家政学院大学が神奈川県立相原高等学校と教育・研究連携――“高等学校教育・大学教育の活性化と地域の生活に関する共同研究”をテーマに

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東京家政学院大学は、神奈川県立相原高等学校と、教育・研究交流に関する協定を本日5月19日に締結する。この協定により、大学の授業を高校生が受講する典型的な高大連携に加え、生徒・学生及び教職員の交流を通し、地域の農や食、そして両校の専門領域に関するテーマについて共同研究を推進し、各種イベントでの発表や講習会等を実施を計画するなど、従来の形態を超えた連携が登場する。

 東京家政学院大学(学長:天野正子、所在地:東京都町田市相原町2600)は、神奈川県立相原高等学校(校長:折笠初雄、所在地:神奈川県相模原市緑区橋本2-1-58)と、教育・研究交流に関する協定を本日5月19日に締結する。この協定により、大学の授業を高校生が受講する典型的な高大連携に加え、生徒・学生及び教職員の交流を通し、地域の農や食、そして両校の専門領域に関するテーマについて共同研究を推進し、各種イベントでの発表や講習会等を実施を計画するなど、従来の形態を超えた連携が登場する。

《両校の歴史と特質が連携に実る》
 今回両校が教育・研究連携を結ぶに至ったのは、両校の持つ特質と大いに関係がある。
 1923(大正12)年に発足し、本年創立88周年を迎えた東京家政学院大学は、一貫してくらし・生活を教育・研究のフィールドとしている。一方、相原高校は1923(大正12)年、奇しくも東京家政学院大学と同年に神奈川県立農蚕学校として開校した、県下でも有数の歴史ある高校であり、農業系の学科と商業系の学科を併せ持つ専門高校である。

 東京家政学院大学として高大連携に対しては、(1)地域貢献(授業解放)、(2)研究教育活動の充実、また、実質的には、(3)入学者確保につながるという効果を期待して積極的に展開を図っている。通常、大学にとっての高大連携は、(3)を目的として(1)を実施する形が一般的であるが、相原高校とは学びの分野に共通するところが多く、共同研究やプロジェクトの実施が期待される。

 相原高等学校にとって今回の東京家政学院大学との教育・研究連携は、特に教育的な意味が大きく、数年後に大学生になる高校生が大学あるいは大学生と接することにより、自分の将来を具体的にイメージできるなど、キャリア教育的な意義がある。また、大学の授業を受講することは、より幅広い教育機会の提供となる。共同研究等により、分析設備や技術など大学のリソースを活用できるというメリットがある。

《イベントでの共同出展も予定》
 教育・研究連携の具体的な活動が開始するが、例えば両校とも相模原市の藤野地区のゆずを用いた商品開発を行っており、この秋には藤野地区でのイベントへの共同出展による、両校の開発商品の販売や活動紹介などを計画している。
 そのほか、相原高校で栽培した伝統野菜の成分分析を東京家政学院大学と共同で実施することや、相模原の伝統食である酒まんじゅうの製造を共同で行うこと等も計画中である。ちなみに、相原高校の学生が本学で本学の教員の指導の下、この酒まんじゅうに乗せる桜の塩漬けを作るなど、すでに具体的な活動が始まっている。

天野正子東京家政学院大学学長のはなし
 同級生などの「ヨコの関係」、親子関係・学校の先生などとの「タテの関係」に加えて、地域の中で「ナナメの関係」を作っていくことが大切であり、高大連携にはそうした可能性があると思います。これは、連携の教育的意義です。この、高大連携によるナナメの関係も、単に授業解放をすれば生まれるというものではなく、ともに何かを創り上げているという経験の中でこそ育まれることが期待できるものと思います。相原高校との教育・研究連携への期待がここにあります。

▼本件に関する問い合わせ先
 東京家政学院大学 入試広報グループ 森田
 TEL: 042-782-9412
 FAX: 042-782-1711
 E-mail: morita@kasei-gakuin.ac.jp
 所在地: 〒194-0292
        東京都町田市相原町2600