京都産業大学

子供たちに京都・錦市場をもっと知ってもらいたい――京都産業大学の学生がイベント「京育(きょういく)~錦で育む京都の心~」を開催

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京都産業大学経営学部 井村直恵ゼミ2・3・4年次生21人が、地元・京都の子供たちに「京の台所」である錦市場に親しんでほしいとの思いから、実際に錦市場での買い物や食材の食べ比べなどを通して錦市場を知ってもらうイベント「京育(きょういく)~錦で育む京都の心~」を8月19日(金)に開催する。

 京都産業大学経営学部 井村ゼミでは、組織論および経営戦略論について、プロジェクト形式のフィールドワークを重視しながら学んでいる。2005年の3期生から現在の7期生(2年次生)まで継続して、「錦市場」を題材に組織や地域活性化について調査・研究を行ってきた。

 ゼミ生はこれまでの調査で、錦市場の店舗同士の〈つながり〉と地元客との〈つながり〉が現在の錦市場を形成していることを認識。近年、錦市場の急速な観光地化が進み、その〈つながり〉が薄れ、地元の人が質の高い食材を求めて買い物をする「京の台所」としての役割が失われつつあると考えた。
 そこで、京都の食文化を支えてきた錦市場の「昔ながらの魅力」を守り、〈つながり〉を次世代に継続させるために、地元の人にこそ足を運んでもらえるようなきっかけ作りを目指している。特に、将来の顧客となり得る地元・京都の子どもたちが、錦市場の魅力に触れ、親しめることを目的に、食育イベント「京育(きょういく)~錦で育む京都の心~」を企画した。今年は2010年度に引き続き、2回目の開催となる。
 
 同イベントでは、生きたサワガニや棒ダラなど、錦市場にある京都らしい珍しい食材を探す「食材探しゲーム」のほか、錦市場とスーパーなどで販売している食材の「食べ比べゲーム」を実施。また、今年の新企画として、錦市場の職人に子どもたちの目の前で大きなカツオをさばいてもらい、切り身ではない魚をじっくり見て、触って、解体を観察する「解体ショー」を開催する。その後は、自分でも小イワシをさばき、調理して食べる。これらは、食材についてゲーム形式で学習することで、食育にもつなげることを狙いとしている。

 ※同イベントは、錦市場の協力のもと、協同で取り組むイベントとなっている。

◆「京育(きょういく)~錦で育む京都の心~」詳細
【開催日時】
 2011年8月19日(金) 10:00~16:00
【開催場所】  
 錦市場(京都市中京区)・ウイングス京都(京都市中京区東洞院通六角下御射山町262)
【対象】 
 京都市内在住の小学校4・5・6年(定員25名)

▼本件に関する問い合わせ先
 京都産業大学広報室 
 TEL: 075-705-1411
 E-mail: kouhou-ka@star.kyoto-su.ac.jp