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北里大学海洋生命科学部は、7月、相模原キャンパスにミニ水族館「北里アクアリウムラボ」をオープン。有志の学生スタッフが自主的に企画、運営を行っている。8月27日(土)に開催する第2回オープンキャンパスでは、「夏」をテーマにした企画展を開催し、山、川、田、池、海に生息する生物を展示して、生態系のつながりを見せる。
「北里アクアリウムラボ」は、未来の水族館職員や博物館職員を目指す、北里大学海洋生命科学部の学生が自主的に立案、企画、運営する水族館である。
展示している生物は、大学で研究している生物を中心にしている。他にはない独自の水族館作りを意識し、図鑑で調べればわかるような基本情報だけではなく、研究しているからこそ得られる内容を紹介。一般の人々にも広く楽しんでもらえるよう工夫し、訪れるたびに新しい発見がある水族館を目指している。
学生スタッフたちは、実際に自分たちの手で生物を飼育・観察し、そこからつかみ取った生物・生命の素晴らしさを一般の人に伝えることに「命を預かっているので大変ではあるが、毎日充実している」とやりがいを感じている。
当初、このミニ水族館は三陸キャンパス(岩手県大船渡市)で展開するはずであった。しかし、3月11日に発生した東日本大震災で被災し、海洋生命科学部は5月より相模原キャンパスに移転。そこで、学生の心のケアも兼ね、相模原キャンパスにて新たにオープンすることとなった。
8月27日(土)に開催する第2回オープンキャンパスでは、「夏」をテーマにした企画展を実施。山から海までの生態系のつながりを意識した内容を展示する。同水族館では、今後も季節やトピックに合わせ、随時、企画展を実施していく予定。
◆北里アクアリウムラボ
【開館時間】
月曜日~土曜日、10:00~16:00
【場所】
相模原キャンパス クレセント 1階~3階
【常設展示】
クラゲ、深海生物、サンゴ、チョウザメなど。
【協力】
魚津水族館、かごしま水族館、加茂水族館、京急油壺マリンパーク、新江ノ島水族館、なぎさ水族館、海洋研究開発機構、鹿児島大学 (敬称略)
【企画展 展示内容】
夏の山から海までの生態系のつながりを意識した内容で、山、川、田、池、海の水槽を順に並べ、それぞれの生物を展示する。「山が豊かであると海も豊かになる」という自然の流れを見せる。
山:相模原キャンパス周辺で採集したカブトムシ、クワガタ
川:国内在来種のニホンアマガエル、テナガエビ、カワムツ、ギンブナと国内外来種にもなっているツチフキ、オイカワ、ムギツク、オヤニラミ
田:メダカ、イモリ、ニホンアマガエル、イネ
池:タガメ、コオイムシなど水生昆虫
海:イシダイ、ハオコゼ、メジナなど。石を並べ、水位を上下させて潮の満ち引き再現して潮だまりをつくり、磯の様子を見せる。
●北里アクアリウムラボスタッフのラボ日記(ブログ)
http://ameblo.jp/kitasato-aquarium-labo/
▼本件に関する問い合わせ先
北里大学 海洋生命科学部
〒252-0373 神奈川県相模原市南区北里1-15-1
TEL: 042-778-7905
FAX: 042-778-5010
E-mail:miyake@kitasato-u.ac.jp
URL:http://www.kitasato-u.ac.jp/mb
大学・学校情報 |
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大学・学校名 北里大学 |
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URL https://www.kitasato-u.ac.jp/ |
住所 〒108-8641 東京都港区白金五丁目9番5号 |
学校法人北里研究所が設置する北里大学は、北里柴三郎を学祖とする生命科学の総合大学で、「開拓」「報恩」「叡智と実践」「不撓不屈」を建学の精神としています。2015年12月、大村智特別栄誉教授が「線虫感染症の新しい治療法の発見」によりノーベル生理学・医学賞を受賞。2024年7月、20年振りに刷新された新千円札の肖像画に北里柴三郎が採用された。 |
学長(学校長) 砂塚 敏明 |