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千葉工業大学が「2011年 PERC 惑星地質学フィールドシンポジウム」にて、月・惑星探査車の走行試験公開デモンストレーションを実施

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千葉工業大学惑星探査研究センター(PERC/Chitech)では、11月5日(土)~9日(水)に九州で、国際惑星地質フィールドシンポジウム(2011PGFS)を開催する。8日(火)には、同大未来ロボット技術研究センターが開発した「Quince 改」をはじめとした、日本が開発している月・惑星探査車(ローバ)の走行試験を公開。日本の機器開発能力の高さを広く世界にアピールする。

 欧米では詳細な月・惑星探査のために、アポロ計画の頃より地質学者が探査計画に直接関わってきた。地球上の類似環境に地質学者と惑星科学者が巡検に行き、将来の探査計画について議論する「フィールドシンポジウム」が、NASAやESAの後援で頻繁に行なわれている。しかし、日本では「かぐや」や「はやぶさ」の成功の後も、惑星地質学は未成熟なままである。

 こうした中、千葉工業大学惑星探査研究センター(PERC/Chitech)では、11月5日(土)~9日(水)に九州各地で、国際惑星地質フィールドシンポジウム(2011PGFS)を開催する。これは、国内外の研究機関の協力のもとに開催されるもので、日本はもとよりアジアでも初の試みとなる。

 シンポジウム中は11月5日(土)、6日(日)に講演会を、7日(月)、8日(火)、9日(水)には別府(大分県)、阿蘇(熊本県)、雲仙(長崎県)にて地質巡検を行う予定となっている。
 また、8日(火)に阿蘇砂千里ヶ浜において、日本が開発している月・惑星探査車(ローバ)の走行試験を公開。日本の機器開発能力の高さを広く世界にアピールする。

◆2011年PERC惑星地質学フィールドシンポジウム
【講演会期間】
 2011年11月5日(土)、6日(日)
【会場】
 北九州国際会議場(北九州市小倉北区浅野3-9-30)
【講演会参加登録者】
 日本を含む10か国より77名(2011年10月12日現在)
【講演数】
 口頭発表27件、ポスター発表30件
【講演会プログラム】
 http://www.perc.it-chiba.ac.jp/meetings/pgfs2011/program_and_abstracts.html
 ※講演および質疑応答はすべて英語で行います。
 ※シンポジウム開催中の記者会見はありません。
【地質巡検期間】
 2011年11月7日(月)、8日(火)、9日(水)
【地質巡検参加登録者】
 40名限定(締め切り済み)
【後援】
 日本堆積学会、財団法人西日本産業貿易コンベンション協会、財団法人宇宙科学振興会

◆ローバ走行試験公開デモンストレーション
【日時】
 2011年11月8日(火) 14:00~16:00
【場所】
 熊本県阿蘇郡砂千里ヶ浜
 ※天候不良の場合は阿蘇火山博物館(TEL: 0967-34-2111)
【参加ローバ】
 千葉工業大学未来ロボット技術研究センターQuince 改など。
 ※添付PDF参照

 ※ローバに加えて、月・惑星観測装置のデモンストレーションも行われます。
 ※デモンストレーション中は、各開発グループが取材に応じます。
 ※当日の天候、交通などにより時間帯や場所が変更となる可能性があります。
  取材および見学を希望する方は、あらかじめ下記連絡先までご一報下さい。
  変更があり次第ご連絡いたします。

▼本件に関する問い合わせ先
 千葉工業大学惑星探査研究センター
 並木則行(ナミキノリユキ) 2011年PERC惑星地質学フィールドシンポジウム組織委員会代表
 〒275-0016 千葉県習志野市津田沼2-17-1
 TEL: 047-478-4693
 FAX: 047-478-0372
 E-Mail: noriyuki.namiki@it-chiba.ac.jp
 URL: http://www.perc.it-chiba.ac.jp/index.html