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立命館大学理工学部教授・道関隆国 研究室が尿発電(おしっこ発電)によるおむつ用尿漏れセンサーシステムを開発

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立命館大学理工学部 電子情報デザイン学科教授・道関隆国研究室において、尿発電(おしっこ発電)によるおむつ用尿漏れセンサーシステム(おむつ用尿発電電池とワイヤレス尿漏れセンサー)を開発した。

 センサーネットワークの応用分野の1つに介護がある。特に、病院などで行われている高齢者介護では、介護者が定期的に被介護者のおむつの状態を確認し、状態に応じておむつの取り替えを行っている。

 道関研究室では、介護者の不要な確認作業の負担を軽減でき、また被介護者の尿漏れによる不快感を軽減できるセンサーネットワークの研究を進め、2009年11月に尿発電によるワイヤレス尿漏れセンサーシステムを開発した。

参考: http://www.ritsumei.jp/press/detail25_j.html

 今回、道関研究室が開発した尿発電(おしっこ発電)のおむつ用尿漏れセンサーシステムでは、前回開発したセンサーシステムと比較し、尿発電電池がおむつに装着しやすい形状・大きさ(長さ約30cm、幅9mm)にすることに成功。また尿発電電池と送信機の配線が不要なセンサーシステムを実現したことで、実用化に向けて大きく前進している。
 あわせて、人工尿80 cc(赤ちゃんの1回の平均排尿量)をおむつに投入した場合に、5 m離れた受信機におむつのID付き尿漏れ情報を間欠的に送信し続けることについても成功した。

 詳しい研究内容は添付資料(PDF)を参照。

▼本件に関する問い合わせ先
  立命館大学総合理工学院理工学部教授 道関隆国 研究室
  研究室 HP:http://www.ritsumei.ac.jp/~douse/
  立命館大学リサーチオフィス(BKC) 
  TEL: 077-561-2802