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金沢工業大学が準天頂衛星「みちびき」を使った民間利用実証実験を実施

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金沢工業大学 環境・建築学部 環境土木工学科 鹿田研究室では、準天頂衛星初号機「みちびき」を使った民間利用実証実験を、3月5日(月)午後から8日(木)の期間に実施。本実験により、公的機関が作成する電子地図のリアルタイム更新の可能性と有効性の検証や、建物の内外における境目のない位置情報の取得を行う。

 金沢工業大学 環境・建築学部 環境土木工学科 鹿田研究室では、準天頂衛星初号機[愛称:みちびき](以下「みちびき」)を使った民間利用実証実験を、平成24年3月5日(月)午後から8日(木)の期間に実施する。
 
 「みちびき」は平成22年9月11日(土)に打ち上げされたわが国初の準天頂衛星で、常に天頂方向にあるため、山やビル等に影響されず全国をほぼ 100%カバーする高精度の衛星測位サービスの提供が可能となる。GPSの測位精度が飛躍的に高まり、GPS信号を受信機が捕捉するまでの時間が短縮される。測位精度は、GPSのみの場合、10メートル程度であるのに対し、準天頂衛星を使うと1メートル以下に向上すると言われている。

 このたび行われる実証実験は、
 ・公的機関が作成する電子地図(基盤地図情報、都市計画基本図、道路台帳、住宅地図)のリアルタイム更新の可能性と有効性の検証
 ・建物の内外における境目のない位置情報の取得
を目的に行われる。

 こうした技術が実用化されると、高度情報化社会には欠かせない電子地図が常に「新鮮」なものになるとともに、車椅子利用者が自立的に生活できる安全安心な福祉社会実現の可能性を拓くものとして期待されている。

※報道機関の皆様には3月6日(火)午前11時から野々市市の扇が丘キャンパス ライブラリーセンター前近辺で実験機器および観測方法について公開いたします。
※実証実験の詳細については、PDFファイルを参照。

▼本件に関する問い合わせ先
 金沢工業大学 広報課
 石川県野々市市扇が丘7-1
 TEL: 076-246-4784
 E-Mail: koho@kanazawa-it.ac.jp