実践女子大学

実践女子学園渋谷キャンパスに大学・短大の新校舎を建設――学園創立120周年記念整備事業が本格的にスタート、2014年4月から渋谷と日野の2キャンパスに

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学校法人 実践女子学園(東京都日野市/理事長:井原徹)では、創立120周年記念整備事業の一つである大学・短期大学棟の着工にあたり、3月2日に渋谷キャンパスにて地鎮祭式典を実施。学園第2世紀に向けての整備事業を本格的にスタートした。この整備事業は、学祖・下田歌子の建学の精神に基づいた教育を新たに推進していくことを目的としており、教育環境・体制の整備を図るものである。

 実践女子学園は、近代女子教育の先駆者である下田歌子により1899年(明治32年)に創立された。現在、2019年の創立120周年に向けて、新たな教育環境・体制づくりに取り組んでおり、渋谷キャンパス整備事業はその第1期事業に位置付けられているものである。

 実践女子学園は、1903年(明治36年)に学園創立の地・麹町から渋谷に移転し、現在の発展の基礎を築いた。その後、大学および短期大学は1986年(昭和61年)に日野キャンパスに全面移転したが、今回の整備事業により、渋谷キャンパスに地下1階、地上17階の実践女子大学・実践女子短期大学の新校舎を建設(竣工:2014年1月予定)。2014年4月より、大学の文学部と人間社会学部、短大の日本語コミュニケーション学科、英語コミュニケーション学科が日野(日野市大坂上および神明)から渋谷に移転する。同学園の高等教育は、都心型の渋谷と地域中核型の日野との2キャンパスによる教育環境・体制となる。

 今日の女子大学を取り巻く環境は、少子化や大学設置数の増加、一部大規模大学への志願者集中など厳しいものがある。その一方で、学生の都心志向や女子大ならではの新しい役割「企業や地域で活躍できる女性リーダーの育成」に対するニーズに対応することは、日本の社会、時代の要請に応え、女子大の存在意義を高めていくことになる。

 湯浅茂雄学長(大学・短期大学)は「本学は、2014年に実践女子大学文学部・人間社会学部と実践女子短期大学の日本語コミュニケーション学科、英語コミュニケーション学科を渋谷キャンパスに移転することにより、都心型キャンパスとして周辺施設や人的ネットワークを最大限活用した教育展開を計画しています。また日野キャンパスは地域中核型キャンパスとして大学の生活科学部の施設・設備を整備し、短期大学の食物栄養学科を大坂上キャンパスへ移転し、修学環境および教育内容をより充実させることを予定しています。時代の要請に応え、実践女子大学・短期大学の“第2世紀”として積極的な改革を行い、社会に貢献し得る人材を輩出し続けます」と述べている。

【計画概要】
 建築面積      :2,485.67平方メートル(751坪)
 法床面積      :26,128.20平方メートル(7903坪)
 容積対象床面積  :25,721.98平方メートル(7780坪)
 建物高さ      :69.250m
 地下1階、地上17階、塔屋2階
 建物用途      :学校(博物館相当施設/図書/事務/情報ゾーン、特大講義室1室、大講義室7室、中講義室23室、小講義室21室、ゼミ室6室、研究室88室、演習室/資料室5室)
※渋谷キャンパスには、大学棟建設に先立ち中学校高等学校体育館を建設した(2011年12月竣工)。

▼本件に関する問い合わせ先
 実践女子学園総合企画室
 〒191-8510 東京都日野市大坂上4-1-1
 TEL: 042-585-8804
 URL: http://www.jissen.ac.jp/

2971 実践女子大学・短期大学渋谷新校舎イメージ