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近年急速な広がりを見せるソーシャルメディアだが、大学での利用状況はどうなっているのか? 大学通信でアンケート調査を行ったところ、半数を超える大学でFacebookなどのメディアを活用していることがわかった。一方で、ソーシャルメディアを活用していない大学も4割に上り、情報発信へのスタンスに温度差が生じている。
大学通信では、昨年開催した「大学広報セミナー」に参加した大学の広報担当者にアンケートを実施、130件の回答を得た。
1.ソーシャルメディアを活用しているか?
「ソーシャルメディアを広報ツールとして活用していますか。」との問いに対する回答は以下の通りとなった。
(1)積極的に活用している 23.8%
(2)活用しているが積極的ではない 33.1%
(3)活用していない(今後活用する計画がある) 26.2%
(4)活用していない(計画もない) 16.9%
一昨年の同様のアンケートでは、(1)16.8%、(2)28.5%、(3)30.7%、(4)24.1%だったので、大学のソーシャルメディアの活用は広がってきていると言えるが、まだ4割以上の大学で活用実績がない。
また、学内的に公式アカウントの開設が認められず、やむなく「非公式」アカウントとして実験的に情報発信を行っている大学も少なくない。
2.どのメディアをつかっているか?
(※1/18(金)にリリースした際の集計方法が適切ではなかったため、数値を訂正させていただいています。)
ソーシャルメディアを活用している大学に、具体的なメディアを聞いたところ、
(1)Facebook 83.8%
(2)Twitter 67.6%
(3)YouTube 43.2%
(4)その他(mixi、iTunesU、Ustream) 4.1%
という結果が出た(複数回答あり)。
ソーシャルメディアを通じて発信している情報としては、
・学生の活動
・学内の行事
・キャンパスの風景
・プレスリリース
といったものが多いことから、文字数の制限がなく、写真の添付などビジュアルに適したFacebookが多くの大学で選ばれているものと思われる。
3.ファンを増やす工夫、公式HPとの差別化
・公式HPでは紹介しきれない情報をFacebookやTwitterで発信している。(首都圏:私大)
・演奏会情報、キャンパスイベント、キャンパス小ネタ(Facebook/Twitter)、演奏会動画配信(YouTube)、講義レッスンの動画配信(iTunesU)(首都圏:私大)
・卒業生をターゲットになつかしんでもらえる写真などをアップしている。(関西:公立大)
・「広報ツール」ではなく「教育ツール」として活用している。(中国:私大)
・同窓会がFacebookによる情報発信を行っている。(首都圏:私大)
など、大学によってさまざまな工夫がなされている。
(※)大学広報セミナーは、12月13日(木)に東京会場、12月18日(火)に大阪会場で開催した。参加者数は160名(東京101名、大阪59名)。
アンケートの有効回答数は合計130通(東京82通、大阪48通)だった。
▼本件に関する問い合わせ先
大学通信 総合戦略企画室 小林
TEL: 03-3515-3540
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