駒澤大学

駒澤大学禅文化歴史博物館が2月16日~3月1日まで、江戸時代に制作された「大涅槃図」を特別公開――2月15日の涅槃会に因み

大学ニュース  /  イベント  /  地域貢献

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

仏教曹洞宗の教えを「建学の理念」に掲げる駒澤大学(世田谷区)は2月16日(土)~3月1日(金)まで、駒沢キャンパス内にある禅文化歴史博物館にて同大所蔵の「大涅槃図」を特別公開する。これは、釈尊が入滅したとされる2月15日の涅槃会(ねはんえ)に因んだもの。期間中は、宝暦13年制作の高さ213cm×幅225cmに及ぶ色彩豊かな涅槃図を鑑賞できる。入館無料、事前申し込み不要。

 涅槃図とは、仏教を開いた釈尊の入滅の場面を図像化したもの。日本に伝わった大乗仏教では2月15日を釈尊入滅の日と定め、日本では古来より宗派の別に関わりなく涅槃図を掲げて、釈尊の遺徳をしのぶ涅槃会を営んできた。

 日本の涅槃図の基本的な構図では、東西南北一双の沙羅双樹の下に釈尊が横たわり、それを取り囲むように配された仏弟子や多数の菩薩・天・動物たちが、釈尊の死を嘆き悲しんでいる。涅槃図の製作には多くの時間や費用を要したとされる。

 同大学所蔵の涅槃図は宝暦13(1763)年に制作され、もと東京都品川区の天竜寺に伝えられた。
 明治16(1883)年7月15日、現在の駒澤大学の前身である曹洞宗大学林専門学本校に寄贈。涅槃図の裏書には寄贈の経緯が記されており、以来130年近く同大に伝えられている。

▼本件に関する問い合わせ先
 駒澤大学総務部広報課
 〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1
 TEL: 03-3418-9828
 E-mail: koho@komazawa-u.ac.jp
 http://www.komazawa-u.ac.jp/


3898 特別公開「大涅槃図」