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北里大学海洋生命科学部(神奈川県相模原市)は、3月11日(月)にオープンする「大船渡津波伝承館」(岩手県大船渡市)にミニ水族館「アクアリウムラボ」を設置する。これは、東日本大震災の津波に関する写真や映像を展示する同館を訪れた人々に、三陸の自然の豊かさを水圏の面から伝えることを目的としたもの。これに先立ち、同館にて3月8日(金)にはプレスレビューを、3月9日(土)には一般公開のシンポジウムを開催する。
北里大学海洋生命科学部は東日本大震災により、学びの地を三陸キャンパス(岩手県大船渡市)から相模原キャンパスに移転。同キャンパスにミニ水族館「北里アクアリウムラボ」をオープンした。学生主体で運営されるこの水族館では、これまでにも季節やトピックに合わせ、さまざまな企画展を行ってきた。
このたび3月11日(月)に地元企業・団体らの協力により開設される「大船渡津波伝承館」では、東日本大震災における津波の脅威を後世に伝えるための映像や写真などを展示。同学部からは、三陸の自然の豊かさを水圏の面から伝えることをテーマとしたミニ水族館「アクアリウムラボ」を出展する。
これに先立って開催される3月8日(金)のプレスレビューでは、地元の魚やこの時期にみられる三陸のクラゲなど6個の水槽展示を行う。また3月9日(土)には、「三陸の海にも花が咲く! 三陸の海にみられる刺胞動物の世界」と題したシンポジウムも予定している。
◆三陸大会公開シンポジウム「三陸の海にも花が咲く! 三陸の海にみられる刺胞動物の世界」
【日時】
3月9日(土) 14:00~17:00
【場所】
大船渡津波伝承館 「さいとう製菓」中井工場・七郷ホール
大船渡市赤崎町字宮野5-1
【スケジュール】
14:00~14:10 趣旨説明
14:10~14:30 「三陸沿岸にみられるクラゲたち」 三宅裕志(北里大学海洋生命科学部)
14:30~14:50 「三陸沖の深海に見られるクラゲたち」 Dhugal Lindsay(海洋研究開発機構)
14:50~15:10 「海底ゴミに付着していた刺胞動物」 柴田晴佳(北里大学海洋生命科学部)
15:10~15:30 休憩
15:30~15:50 「岩手県沿岸に大量出現するキタミズクラゲと漁業への被害」 後藤友明(岩手県水産技術センター)
15:50~16:10 「中国で大型クラゲの発生源を探る」 豊川雅哉(水産総合研究センター)
16:10~16:30 「不死のベニクラゲについて―特に関東地方の記録―」 久保田信(京都大学)
16:30~16:35 閉会あいさつ
▼本件に関する問い合わせ先
北里大学海洋生命科学部
〒252-0373 神奈川県相模原市南区北里1-15-1
TEL: 042-778-7905(代表)
042-778-7919(アクアリウムラボ)
大学・学校情報 |
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大学・学校名 北里大学 |
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URL https://www.kitasato-u.ac.jp/ |
住所 〒108-8641 東京都港区白金五丁目9番5号 |
学校法人北里研究所が設置する北里大学は、北里柴三郎を学祖とする生命科学の総合大学で、「開拓」「報恩」「叡智と実践」「不撓不屈」を建学の精神としています。2015年12月、大村智特別栄誉教授が「線虫感染症の新しい治療法の発見」によりノーベル生理学・医学賞を受賞。2024年7月、20年振りに刷新された新千円札の肖像画に北里柴三郎が採用された。 |
学長(学校長) 砂塚 敏明 |