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大阪工業大学が「社会人基礎力育成グランプリ2013決勝大会」で大賞(経済産業大臣賞)を受賞――2度目の栄冠に輝く

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大阪工業大学はこのたび、「社会人基礎力育成グランプリ2013決勝大会」(主催:日本経済新聞社、共催:経済産業省)において「社会人基礎力大賞」(経済産業大臣賞)を受賞した。これは、大学のゼミや研究、授業などを通して経済産業省が提唱する「社会人基礎力(※)」がどれだけ成長したかを審査および評価するもので、同大の大賞受賞は4年ぶり2度目。各地区予選大会を通過した8チームが決勝大会に出場し、同大は参加92大学109チームの頂点に輝いた。

 「社会人基礎力育成グランプリ2013決勝大会」は3月4日(月)、日経ホール(東京都千代田区)にて開催された。
 大阪工業大学からは、「なにわの町工場で鍛えられた社会人基礎力 ~ものづくりに青春をかける学生エンジニアの挑戦~」というテーマで発表を行った。

 同チームは、地元の中小企業との共同研究において、過去に関連する研究開発の事例が無いなど、開発の方向性が全く分からない状態からスタート。開発期間が短く、限られた開発環境と費用の中で、再三にわたる議論を繰り返し、周囲の学生も巻き込みながら試行錯誤した末に生産機械の作製を成し遂げた。大学で学んだ知識を実践の場で発揮し、実社会におけるものづくりの厳しさを経験したことにより、現場で活躍できるエンジニアとして今後の成長が期待される。

 審査員からは、「正解がない」課題の中で、納得のいく結果が出るまで挑戦し続け、社会人基礎力を大きく成長させたことが評価された。また、ものづくりの現場で、専門分野が異なるメンバーとチームを組み、専門知識を共有することで、学生の技術力などの向上にもつながっている点も評価された。
 同大は、2009年にも「人工衛星の開発プロジェクトを通じた社会人基礎力の育成」で大賞を受賞。今回で2度目の快挙を成し遂げた。

※社会人基礎力: 「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力から構成され、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年から提唱している。企業や若者を取り巻く環境変化により、「基礎学力」「専門知識」に加え、それらをうまく活用していくための「社会人基礎力」を意識的に育成することが今まで以上に重要となってきていることによる。

▼本件に関する問い合わせ先
 大阪工業大学学長室企画課
 大阪市旭区大宮5-16-1
 TEL: 06-6954-4766

4024 喜びの大阪工業大学チーム

4025 審査員を囲み出場者全員で記念撮影