大学通信

大学の情報発信のトレンド――LINEやレスポンシブWebデザインを利用し、より効果的な広報を

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大学のホームページリニューアルや新しい情報発信サービスの導入などが相次いでいる。最近の特徴は、パソコンやスマートフォン、タブレットなど利用端末ごとに適した画面表示でホームページを閲覧できる「レスポンシブWebデザイン」や、ターゲット層である高校生らに普及しているコミュニケーションサービス「LINE」を活用している点。時流に乗った情報発信を行うことで、よりタイムリーで的確な情報が届くよう工夫を凝らしている。
【玉川大学、帝京大学、東京経済大学、東洋学園大学】

 玉川学園 (東京都町田市)は、玉川大学および玉川学園のホームページをリニューアルした。このホームページでは、幼稚部から小学部・中学部・高等部、大学、大学院、通信教育、研究所に至るまでの情報を一つのサイト内で展開している。また、幅広い教育活動や研究活動を横断的に閲覧できるコンテンツ「TAMAGAWA SCOPE」には「応援ボタン」を設置。ボタンを押した数によってコンテンツの順番や画像の大きさが変わり、サイト訪問者の反応をホームページに反映できる仕組みになっている。
 画面表示には、端末のスクリーンの大きさに応じてページのレイアウトを柔軟に調整できる「レスポンシブWebデザイン」を採用。スマホやタブレットなどさまざまな端末での閲覧に対応している。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5132 )

 帝京大学 (東京都板橋区)はこのたび、公式ホームページを全面リニューアルした。「レスポンシブWebデザイン」の採用により、利用端末ごとに最適化された画面表示で、パソコンと同一のコンテンツを閲覧することが可能となっている。また、同ホームページにはカスタマイズ機能も追加。ニュースや交通アクセスなどのコンテンツボックスの位置を移動できる「ガジェット機能」や、好きなページを保存できる「お気に入り機能」などを整備し、検索性や利便性の向上を図った。
 なお、これに合わせて入試情報サイトも新設。入試・オープンキャンパス情報や在学生のキャンパスライフ、就職支援、留学制度などを紹介している。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5126 )

 東京経済大学(東京都国分寺市)は、スマートフォン・タブレット端末の普及により、高校生らが大学進学や学部選びについて考える際にインターネットを日常的に利用していることから、LINE株式会社が展開するスマホ向けのコミュニケーションサービス「LINE@(ラインアット)」を活用した情報発信をスタート。オープンキャンパスや各地の進学相談会の開催告知をはじめ、キャンパスライフ、入試情報などを発信していく。
 同大のアカウントには、発信開始からわずか1か月(5月17日現在)で465名が登録。今後は「LINE@」をはじめ、「Facebook」や「Twitter」などのSNSも活用し、多彩なコンテンツの配信に取り組んでいく。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5195 )

 東洋学園大学(東京都文京区)はこのたび、コミュニケーションサービス「LINE@」の公式アカウント「@toyogakuen」を取得。オープンキャンパスや大学の公式ホームページなどでアカウントの告知を行い、スマートフォンユーザーの高校生をメインターゲットにオープンキャンパスや入試、大学からのお知らせなどを発信する。また在学生や卒業生の協力の下、キャンパスライフやサークルの活動など、よりリアルな大学生活を知ることができるコンテンツなどの配信も予定。今後は「LINE@」を積極的に活用するとともに幅広くデジタルメディアを展開し、在学生や卒業生らとも連携した多彩なコンテンツの配信を目指す。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5077 )