千葉工業大学

千葉工業大学が「ロボカップジャパンオープン2013東京」のサッカーヒューマノイドリーグKidSizeで5連覇を達成

大学ニュース  /  先端研究  /  学生の活動

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

千葉工業大学未来ロボティクス学科のチーム「CIT Brains」は、5月4日~6日まで玉川大学・玉川学園キャンパスにて開催された「ロボカップジャパンオープン2013東京」のサッカーヒューマノイドリーグKidSizeで5連覇を達成した。これは、自律移動型ロボットによる競技大会。今回の優勝により、同チームは6月24日(月)~7月1日(月)までオランダで開かれる世界大会への出場を決めた。

 「サッカーヒューマノイドリーグKidSize」は、身長30~60センチの「自分で考えて動く」自律型2足歩行ロボット3台同士で競技を行う。昨年までは双方のゴールの色が青と黄に色分けされていたが、今年から両方同じ色にするなど、より難易度が高まる中で熱戦が繰り広げられた。

 千葉工業大学のチーム「CIT Brains」の今年の対戦相手は、いわき明星大学の「いわき☆めいせい」および金沢工業大学夢考房の「SiTiK」。迎えた「SiTiK」との決勝戦では、前半(10分)から相手に得点を与えない強さを見せ、後半約3分を残して10点を上げ、10対0でコールド勝ちを収めた。
 同チームが今回投入したKidSizeロボットは、新型の「Accelite」4台に加え、昨年の大会で活躍した「Dynamo」3台の計7台。相手ゴールの色を見分けなくても、しっかりとその方向に向かって転ばずに歩き続ける能力が勝敗を決めた。

 また身長90~120センチのTeenSizeにも、「Xega」「Xega2」の2台を出場させた。しかし他に出場チームがなかったため、2台でサッカーをするデモンストレーションで観客を楽しませた。

 今回の優勝により、同チームは6月24日から7月1日までオランダのアイントホーフェンで開催される「ロボカップ2013世界大会」へ進出。同大会でもこの2競技に挑むが、KidSizeでは過去2回決勝で敗れている米国の大学チームが、TeenSizeでは宿敵のドイツチームが立ちはだかる。

 KidSizeチームのリーダー前川大輝君は、「相手は企業をバックにもつ大チームだが、今年は何としても勝つ。その思いがチームの頑張りの原動力です」と語った。またTeenSizeチームのリーダー伊藤裕介君は、「宿敵のドイツチームには、先輩たちが過去1回勝ったと聞いている。僕たちの代で1位に返り咲くのが目標」と、闘志を燃やしている。

■CIT Brainsの構成
【Kidチーム】
 前川大輝▽大峡達己▽月岡成志▽益子泰一郎▽小俣飛鳥(以上3年)▽宮地真史(4年)▽福田大輝(修士1年)▽入江清(fuRo研究員)▽林原靖男(教授)

【Teenチーム】
 伊藤裕介▽秋山尚賢▽泉航平▽大谷亮介▽鈴木康史▽山野陽平(以上3年)▽南方英明(准教授)

※学生はすべて未来ロボティクス学科・専攻

▼本件に関する問い合わせ先
 千葉工業大学 入試広報課
 TEL: 047-478-0222