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京都産業大学リエゾンオフィスが6月29日に、シンポジウム「細胞内の情報から医療における個人情報へ」を開催――病気の解明のために必要となるタンパク質の研究および個人情報の取り扱いについて考える

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生命の秘密が記されたタンパク質。そのタンパク質の異常が引き起こす病気などの最新の生命科学の題材と、そのような医科学研究の進展が個人のプライバシーにどのように影響するのかという題材をテーマに、京都産業大学リエゾンオフィスでは6月29日(土)にシンポジウム「細胞内の情報から医療における個人情報へ」を開催する。

 2015年に創立50周年を迎える京都産業大学の記念事業として、京都産業大学リエゾンオフィスから研究成果の一端を市民らに報告するシンポジウムを開催する。
 
 人間には約60兆個の細胞がある。これらの細胞は1日で死ぬ細胞から、何十年と生き続ける細胞まで存在する。これらの違いは細胞内にあるタンパク質の不思議な動きによるものである。そしてこのタンパク質の構造が壊れることによって発症する病気がある。代表的なものがアルツハイマー病、パーキンソン病や狂牛病(BSE)で、近年の研究でそれらの病気の構造が少しずつ解明されてきた。同時にこの医学の進展には、個人の遺伝情報や病気の情報などが必要不可欠である。
 
 このシンポジウムは、病気の解明のために必要となるタンパク質の研究と、個人情報の取り扱いについて参加者とともに考える。

◆「細胞内の情報から医療における個人情報へ」
【日 時】2013年6月29日(土) 13:00~15:30予定(受付12:30~)
【場 所】京都産業大学壬生校地 むすびわざ館 (〒600-8533 京都市下京区中堂寺命婦町)
【内 容】 
<講演>
 第一部 「遺伝子からタンパク質へ:ヒモを形にしてみよう!」
 吉田賢右 京都産業大学総合生命科学部 教授

 第二部 「タンパク質の形が壊れると病気になるってホント?」
 永田和宏 京都産業大学総合生命科学部 教授

 第三部 「医療の発展はプライバシーを侵害するのだろうか?」
 中山茂樹 京都産業大学法務研究科 教授

<質疑応答>

【申込方法】往復はがき・FAX [6月21日消印有効]/Web申込[定員になるまで受付]
 詳細はhttp://www.kyoto-su.ac.jp/more/2013/305/20130629_sympo.html 参照

【定 員】 300人

▼本件に関する問い合わせ先
 京都産業大学 リエゾンオフィス
 Tel :075-705-1778
 E-mail: liaison-office@star.kyoto-su.ac.jp