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法政大学デザイン工学部の学生団体が自転車かご専用ひったくり防止カバー「MAMO(マモ)」を開発――防犯性能と女性が使いたくなるデザイン性を両立

大学ニュース  /  学生の活動

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学校法人法政大学(総長:増田壽男/以下、法政大学)デザイン工学部システムデザイン学科の学生からなる任意団体・デザインユニット「cotoRe(コトリ)」は、自転車かご専用のひったくり防止カバー「MAMO(マモ)」を独自に開発し、株式会社セイムトゥー(東京都港区/代表取締役:加藤勇二)を通じて、6月26日(水)より「三省堂書店楽天市場店」(http://www.rakuten.co.jp/books-sanseido/ )にて発売を開始した。

 「MAMO」は、「ひったくり犯の恐怖から女性を守りたい」という想いから生まれた、自転車かご専用のひったくり防止カバー。伸縮性のある生地の裏面フチにシリコン製のテープが貼り込まれているため、着脱が楽でありながらも、強引に引き剥がそうとするとカバーが強く引き締まり、外れにくくなる構造が特徴。『防犯対策された自転車は狙わない』というひったくり犯の証言をもとに、装着時に目立ち、かつ使いたいと思われるようなデザインを、実際に女性の意見を聞きながら選定。好みによって柄を選べる計6パターン展開とし、携帯性にも配慮した。

 「cotoRe」の初代開発メンバー4名は、2009年の夏から活動を開始。10代~30代の女性130人にひったくりとその対策についての意識調査を実施したところ、全体の97%が、ひったくりについて問題意識を持っていながら『格好悪い』などのイメージゆえに防犯対策を行っていないことが判明。「cotoRe」顧問の大島礼治教授(デザイン工学部)の指導の下、市販の自転車かご500個以上の形状調査等の研究成果を代々引き継ぎながら、防犯性能とデザイン性を兼ね備えたひったくり防止カバーの製品化を模索。およそ4年間の試行錯誤を経て発売の運びとなった。「cotoRe」による企画・商品化は、これで3例目となる。

▼本件に関する問い合わせ先
 法政大学 広報課 吉田
 TEL: 03-3264-9240
 E-mail:pr@adm.hosei.ac.jp

4354 自転車かごひったくり防止カバー「MAMO」

4355 「MAMO」自転車かご装着時