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「グローバル人材」の育成を担う大学の外国語学習施設

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グローバル教育の一環として、学生の外国語学習支援を行う施設が増えている。個別の語学学習指導を行う相談窓口としての役割のほか、国際交流の場としての機能も担い、ネイティブ・スピーカーの教員や留学生とのコミュニケーションの機会を提供したり、外国の文化に触れるイベントを開催したりしているものもある。
【日本工業大学、麗澤大学、中央大学、東京外国語大学、東洋学園大学、テンプル大学ジャパンキャンパス、京都外国語大学、龍谷大学、九州工業大学】

 日本工業大学(埼玉県宮代町)は、学生が英語に興味を持つ出発点となり、実践的な英語を身につける場となることを目的に「英語教育センター」を設置している。学生らは英語の授業に関する質問をはじめ、外国人講師との交流や留学についての相談などを随時行うことができる。また、年2回、希望者を募って海外研修を実施しているほか、新入生を対象とした英語セミナーも3月に開講。入学直前の段階から英語への苦手意識解消に取り組んでいる。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5296 )

 麗澤大学(千葉県柏市)は、学生の語学学習支援を目的にコミュニケーションスペース「I-Lounge」を設置。母語を英語とするネイティブ教員が常駐し、学生一人ひとりの語学レベルや希望に沿った語学指導を行っている。また英語だけではなく、中国語やドイツ語、韓国語、スペイン語といった外国語のコミュニケーション能力を向上させるためのイベントも随時開催。授業以外でも外国語を使う機会を多数提供している。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5245 )

 中央大学(東京都八王子市)はキャンパス内における異文化交流の拠点として、多摩キャンパスに「グローバル・ラウンジ」(仮称、7月21日まで募集中)を開設した。常駐のアドバイザーが留学や外国語学習などに関する相談に応じるほか、学生自らが企画する留学生との交流イベントや異文化理解のためのセミナー、語学の勉強会なども開催する予定。また、9面マルチディスプレイを整備しており、他キャンパスや海外の大学などとテレビ会議も行うことができる。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5093 )

 東京外国語大学(東京都府中市)の英語学習支援センター(TUFS English Learning Center: ELC)は、世界に開かれた語学力を育成することを目的に、リーディングや語彙などのオンライン学習をはじめ、ネイティブ・スピーカー講師による会話やアカデミック・ライティングなど、多彩な学習支援プログラムを提供。各プログラムごとに学習記録を管理し、年度末には学習結果の評価をまとめ、目標の再設定を支援する「TUFS言語パスポート」を学生らに発行している。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5276 )

 東洋学園大学(東京都文京区)は、東京・本郷キャンパスに「English Lounge」を開設した。ここではネイティブ・スピーカーの教員や英米からの留学生との交流、英語の新聞や洋書の講読などが可能。同ラウンジは1、2年次の学生を主な対象として2006年から千葉・流山キャンパスに設置されているが、学生から「3、4年次も継続して学びたい」との要望を受け、本郷キャンパスにも開設される運びとなった。4年間を通じて日常的に英語に触れられる環境を提供する。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5289 )

 テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都港区)は大学学部課程・大学院課程のすべての授業を英語で行うなど、全学を挙げてグローバル人材の育成に取り組んでいる。また同大学生だけではなく、一般の人々にもこうした教育活動のノウハウを提供する機会を設けている。今夏には、小・中・高校生を対象にさまざまな短期英語学習プログラムを開催予定。参加型授業などを通し、英語の理解力や学習へのモチベーションの向上を図る。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5233 )

 京都外国語大学(京都市右京区)は学生の学習機会の拡充を目的に、キャンパス内に新たな「自習エリア」をオープンした。このエリアでは同大が貸し出すノートパソコンおよびプロジェクターを用いて、海外の協定大学の学生と遠隔でグループ学習を行うことができる。同大の「遠隔授業」とは異なり、専用のシステムが不要なため、空き時間などを利用して気軽に外国に触れられる場として活用されている。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5273 )

 龍谷大学(京都市伏見区)国際文化学部は、留学前から留学中、留学後までのサポートを一貫して行う「語学・留学サポートデスク」を2004年度から設置しており、今年で10年目を迎えた。予約不要の個別相談を随時受け付けているほか、春・秋に「留学説明会」を実施しており、短期・長期などの制度別や地域別のアドバイスを行っている。こうした活動が功を奏し、2012年度の同学部の長期留学者数は136名、短期留学者数は111名を数えている。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5305 )

 九州工業大学(北九州市戸畑区)は、外国語に関する活動を通して国際交流を推進することを目的として、戸畑キャンパスに「ランゲッジ・ラウンジ」をオープンした。これは、日本人学生と外国人留学生、教職員が共同で運営するもの。今後は留学生による語学講座をはじめ、国際交流サークルによる活動、留学・語学研修報告会、プレゼンテーションコンペ、英語学習に関する相談、英語でのおしゃべり、各種イベントなどを開催していく予定。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5159 )