金沢工業大学

金沢工業大学などが取り組む「革新材料による次世代インフラシステムの構築」が文部科学省の「革新的イノベーション創出プログラム」に選定

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金沢工業大学が申請し、金沢大学、北陸先端科学技術大学院大学、岐阜大学、大和ハウス工業、東レ、日産化学工業、日立化成、コマツ産機、三井海洋開発、石川県、岐阜県、石川県工業試験場、岐阜県工業技術研究所、財団法人石川県産業創出支援機構が参画する「革新材料による次世代インフラシステムの構築」が文部科学省の「革新的イノベーション創出プログラム」(「COI STREAM」)に選定された。

 金沢工業大学で来年3月竣工予定の「革新複合材料研究開発センター」に、産官学の中核研究者が集積。我が国における革新材料分野の「センター・オブ・イノベーション」として、一つ屋根の下(アンダーワンルーフ)で、川上(基礎研究)から川下(産業への適用研究)までの一貫した研究開発を行い、10年後の「活気ある持続可能な社会の構築」を目指す。
(支援内容は年間の研究開発費上限額8億円程度、最長9年を予定)

「革新材料による次世代インフラシステムの構築」
 文部科学省が日本の未来社会のあるべき姿として掲げた3つのビジョンのうち、ビジョン3の「活気ある持続可能な社会の構築」に取り組む。従来の技術では成し遂げられない革新的な技術や手法等により、環境性能に優れ、高機能(軽量、長期耐久性、自己修復性、難燃性等)、かつ柔軟な設計が可能で、施工がしやすく、さらには、建設後も移設やリサイクルが容易な革新材料を実現するとともに、生産性を大幅に向上させる連続成形・製造技術等の革新技術開発を行い、それらを次世代インフラシステム等のアプリケーション(応用分野)に社会実装していくことで、柔軟性に富み、長期間にわたって価値を失わない「安全・安心で地球と共存できる数世紀社会」を提案する。

【拠点が最終的に目指すアプリケーション(応用分野)】
・維持費用が限りなくゼロに近い社会インフラ(道路、トンネル、橋梁、高層建築)
・柔軟な設計が可能で、建設後も移設やリサイクルが容易な住宅インフラ
・海洋大国としてエネルギー自給を目指す海洋インフラ(海洋資源掘削、洋上風力発電等)の実現

【社会・経済波及効果、社会的な革新性(インパクト)】
・環境負荷の低減(バイオ原料の確保やバイオリファイナリー技術による環境に優しい材料の実現、自動車や飛行機などの軽量移動体による二酸化炭素の排出量削減)
・社会コストの低減(道路、トンネル、橋梁等の維持費用の削減)
・既存の材料ではできない長大で移動も容易な長期耐久性を有する構造物の実現と経済効果の創出

●詳細はこちらから
 http://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2013/1195312_3527.html 

▼本件に関する問い合わせ先
 金沢工業大学 広報課
 石川県野々市市扇が丘7-1
 TEL: 076-246-4784
 E-Mail: koho@kanazawa-it.ac.jp