千葉商科大学

プロ仕様機材がズラリ! 番組制作とインターネット放送を実践で学ぶ――千葉商科大学

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千葉商科大学(千葉県市川市:学長 島田晴雄)「ICC ネットワーク放送プロジェクト」では、学内行事や情報番組の制作とネットワーク放送、学内ITスタジオの運営、さらには地元テレビ局からの依頼を受託し放送用番組の制作などを行っている。

 千葉商科大学のインターネット中継やネットワーク放送、同大のITスタジオなどに関わる活動は「ICCネットワーク放送プロジェクト」によって行われている。これは、学校法人千葉学園情報基盤会議のプロジェクトとして、同大情報基盤センター(センター長:柏木将宏政策情報学部教授)を中心とする教職員・学生有志約20名のメンバーによる全学的な取り組みであり、その起源は1996年に開催された本学主催「国交回復40周年記念・日露シンポジウム」のインターネット中継にさかのぼる。
 その後も同プロジェクトでは、他大学に先駆けて卒業式や入学式などの式典や公開講座などの各種イベントの様子をインターネットで生中継し、また中継映像をWebサイトから見られるようVOD配信サービスを提供するなど活動が続けられている。更に市川市との包括協定に先んじて地域ネットワークを構築、同大で開催される講座の市民への映像配信や市長室・教室・付属高校を結んだ双方向の三元遠隔授業を実現させた。また、市のテレビ局との連携・協業など、学内外に亘る精力的な活動が行われている。

 同大では2006年に、放送と通信の融合を見据えた新たな活動の拠点として、ITスタジオが作られた。これにより現在は、学内情報番組「Cube Times」の制作・放送・インターネット配信( http://www.cuc.ac.jp/tv/ )が毎週定期的に行われ、更に学園の広報用マルチメディアコンテンツ制作、インフォメーションディスプレイを用いた学内情報のビジュアル化なども加わり、同プロジェクトの活動幅が広がっている。同スタジオは、これらプロジェクトの活動に加えて、ゼミナールや外国語、マルチメディア系科目などでの授業利用や教員の研究成果報告、本学Webサイト上の映像コンテンツ収録、事務局管理の各種記録映像の制作・編集など、本学の教育・研究関連活動においても盛んに利用されており、高い稼働率が維持されている。

 2011年7月から2013年3月まで、地元ケーブルテレビ局(株)JCN市川と番組制作等で連携し、レギュラー放送番組「いちかわっとHISTORY」の企画・制作を委託され全39回放送分を制作した。その内容構成や取材・連絡などから始まって、完パケと呼ばれる完成映像の納品までを、学生スタッフが自己完結的に取り組んでおり、視聴者から好評であった。これに引き続き現在も、同局のレギュラー番組「いちかわワンちゃん物語」の企画・制作や市民参加型ダンスバラエティ番組「ICHIKAWA 踊愛」の収録における制作・技術協力、さらに同社の番組編成において時間調整のために放送されるフィラー映像の制作などが行われている。
 いずれも公共向けの放送番組制作であり、実社会におけるプロとの対等な協働作業というシビアな内容となっているが、その実践で得られる教育的効果はきわめて高く、取組みをバックアップする教職員スタッフたちによる、個々の能力を伸ばし自主性を尊重するきめ細やかな指導とも相まって、プロジェクトに参加する学生の社会人としての意識と専門的な知識・技術力の確かな向上につながっている。現在では同プロジェクトの学生たちが、他の番組の制作支援やニュースの取材、放送用映像の編集などを、テレビ局から頻繁に依頼されるようになっていることからも、それが分かる。

 これらの活動は、超高速10ギガインターネット接続に代表される同大の充実した情報基盤の活用をひとつの目的として行われているが、学内の情報共有や学外発信などの強化にも大きく貢献し、同大にはなくてはならないプロジェクトとして根付いている。

▼本件に関する問い合わせ先
 千葉商科大学 戦略広報センターオフィス
 TEL: 047-373-9968  
 FAX: 047-373-9969
 E-mail: p-info@cuc.ac.jp

(お知らせ)11月1日 11:00 記事を更新しました。【大学通信】