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放送大学が11月24日に特別講義「ミャンマー・インレー湖周辺の水環境」をテレビで放送――3年間にわたる調査活動を紹介

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放送大学(本部:千葉市美浜区/学長:岡部洋一)は11月24日(日)、BSデジタル放送および地上デジタル放送にて特別講義「ミャンマー・インレー湖周辺の水環境」を放送する。これは、同大東京足立学習センター所長の冨永典子氏らがミャンマー・インレー湖にて3年前から行っている水環境の調査活動を紹介するもの。調査結果を以前のものと比較することにより、発展途上国における水環境の実態や持続可能な環境保全について考えていく。

 放送大学は、テレビおよびラジオで学ぶ正規の通信制大学(文部科学省・総務省所管)である。視聴環境が整っていれば全国どこでも受講ができ、学士や修士の学位取得をはじめ、キャリアアップ、自己実現などの生涯学習にも寄与している。

 同大は通常の放送授業のほか、人文科学、社会科学、および自然科学の各分野の第一人者が、テーマに沿って自由に話を展開していく番組「特別講義」を放送。
 11月24日(日)には「ミャンマー・インレー湖周辺の水環境」をテーマに、現地での調査活動に取り組んでいる冨永典子氏自らが講義を行う。

◆特別講義「ミャンマー・インレー湖周辺の水環境」
【放送日】11月24日(日曜)23:15~24:00
【チャンネル】BSデジタル放送231チャンネル、関東一部地域のみ地上デジタル放送12チャンネル
【番組内容】
 ミャンマーにあるインレー湖は多くの外国人が訪れる観光地であると同時に、周辺では10万人のインダー族が水上生活をしているほか、農業(浮島によるトマトの水耕栽培や稲の栽培)や漁業、織物業なども盛んであり、人為的環境負荷の大きな場所となっている。こうした中、昨年乾季には同湖が干上がるという事態が初めて発生。雨季には回復したが、原因は不明のままだった。現在、周辺では環境保全および換金作物の栽培を目的として試験的に桐の植林も行っている。
 講師らは6年前から少数民族によるケシ栽培撲滅のため代替資源を探す傍ら、3年間にわたって同湖周辺の飲水を含む水環境調査を実施。今回の調査結果を以前のものと比較することで、発展途上国における水環境の実態、持続可能な環境保全を考えていく。

▼本件に関する問い合わせ先
 放送大学 総務部広報課
 TEL: 043-298-4200
 FAX: 043-297-2781