大学通信

大学発のラジオ番組――学生が取材やパーソナリティーを担当しているほか、テレビ番組の制作も

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大学では近年、ラジオを用いた教育・研究活動のPRに取り組んでいる。こうしたラジオ番組では、学生がパーソナリティーを務め、専門分野の知識を生かしたコーナーを設けたり、さまざまな情報の発信を通じて地域貢献を行ったりしている。また、学内外で学生がテレビ番組の制作を行っている大学もある。
【東日本国際大学、筑波学院大学、文教大学、千葉商科大学、朝日大学】

 東日本国際大学(福島県いわき市)は、地域のFM放送局「いわき市民コミュニティ放送」(SEA WAVE FMいわき)の番組内で、毎週月曜「いわきグローバル・マルシェ」を放送。これは、いわき地域の復興を目的に同大が開設した国内外向けのHPで発信している支援活動や地域の情報を、留学生らが紹介するもの。放送内容はサイマルラジオでインターネット放送しており、パソコンやスマートフォンなどでも聴くことができる。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=4638 )

 筑波学院大学(茨城県つくば市)は、筑波研究学園都市を対象地域としたFM放送「つくばコミュニティ放送株式会社」(ラヂオつくば)にて、週に1回放送されるレギュラー番組「筑波学院大学ラジオ やってみるか!」を開局当時から制作している。これは、学生が企画から取材、パーソナリティまでを受け持ち、番組放送を行うというもので、このたび5周年を迎えた。「ラヂオつくば」は現在約4万世帯が聴取しており、インターネットでも聴取が可能。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5814 )

 文教大学(埼玉県越谷市)では、TVスタジオや副調整室をはじめ、ラジオ制作の音響スタジオ、リハーサル室などを整備。学内の施設を用いて学生らが番組制作を行うカリキュラムを用意している。情報学部広報学科の講義「放送番組制作」では、番組企画や台本作り、収録進行、カメラワークなどの実践的なことからメディア・リテラシーに至るまで、テレビのスタジオ収録を総合的に学習。授業の最後には学内での発表会も行っている。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5871 )

 千葉商科大学(千葉県市川市)の「ICC ネットワーク放送プロジェクト」では、学内行事に関する情報番組の制作やインターネット中継をはじめ、ネットワーク放送、学内ITスタジオの運営、地元テレビ局からの依頼による放送用番組の制作などを行っている。これは、同大情報基盤センターを中心とする教職員や学生らによる全学的な取り組み。そのほかHPの映像コンテンツ収録や事務局管理の各種記録映像の制作・編集など、同大の教育・研究活動においても高い稼働率を維持している。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5876 )

 朝日大学(岐阜県瑞穂市)では、2010年から法学部の学生によるラジオ番組「朝日大学“法”送局」を地域のFM放送局「シティエフエムぎふ」(エフエムわっち)で放送している。この番組では学生らがパーソナリティーを務め、リスナーから募集した日常の法律に関する疑問に、岐阜県弁護士会の弁護士と共に答える法律相談を実施。そのほか、県内で発生した事件や裁判について考察するコーナーや、学生らが取材した地元情報の紹介などを行う。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1708 )