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北里大学が新北里大学病院(神奈川県相模原市)を5月7日(水)にオープン

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学校法人北里研究所(本部:東京都港区)は5月7日(水)、新北里大学病院(神奈川県相模原市)を開院する。地域医療の中核、医療人材育成機関としての使命をさらに深化させ、「患者中心の医療」「共に創り出す医療」を具現化する。当日は、午前7時15分より、新病院(本館)1階にて病院関係者によるオープンセレモニーを行い、午前7時30分に開院する。

 北里大学病院は1971年の開設以来、神奈川県の県央部で高い質と大きな規模を誇る医療機関として発展し、高度な先端医療の提供や医療技術の開発を行う特定機能病院、がん診療連携拠点病院に位置付けられてきた。また、重篤な救急患者に対応する三次救急医療機関としても機能し、地域医療の中核としての役割を果たしてきた。

 その旧病院の使命を受け継ぎながら、このたび開院する新北里大学病院では、「患者中心の医療」「共に創り出す医療」を理念とし、50年後の医療のあり方を見据えた「成長する病院」としての機能を果たしていく。なかでも、重点医療分野として掲げられているのが、「救命救急・災害医療センター」「周産母子成育医療センター」「集学的がん診療センター」「血管治療部門」の4項目だ。

 具体的には、北里大学東病院と北里大学病院の機能を再編し、超急性期医療・救急医療に特化した機能を強化する。屋上ヘリポートを備えた「救命救急・災害医療センター」を新設し、災害時に派遣する医療チーム「DMAT」を組織する。

 「周産期母子成育医療センター」では産科、小児科を併設し、診療科の垣根を越えて子どもの病気を診療する。胎児から小児期を経て成人まで、成長過程での一連の医療を総合的に提供する「成育医療」を実施する。

 「集学的がん診療センター」では、手術後も化学療法、放射線などの長期間の治療が必要ながん患者さんに対し、医師、看護師、ソーシャルワーカーが連携し、患者の通院治療まであらゆる面からサポートする。
 高齢者医療では血管病対策が重要であることから、血管カテーテル治療を行う「血管治療部門」を手術室に隣接させた。また、脳卒中ケアユニット(SCU)なども整備する予定だ。
 さらに、内視鏡手術の施術が可能な手術支援ロボット「ダヴィンチ」の導入や、手術室とCT室、血管撮影室が一体化した「ハイブリッド手術室」といった最新の設備を備え、これまで以上に高度な先進医療を提供することを目指す。
 また、看護師やソーシャルワーカーを中心とした「トータルサポートサンタ―」を設置した。入院時から退院までのスケジュールを患者や家族と情報共有し、療養生活を総合的に支援する。退院以降に支援が必要だと考えられる場合には、スムーズに在宅療養に移行できるようサポートする。

 北里大学の新病院は、学生が経験を積み、知見を広げられるようサポートする「教育の場」としての役割も担っており、医療の高度化だけではなく、携わる人材の育成にも力を入れていく。



【施設概要】
・病 床 数: 1,033床
・延床面積: 92,776平方メートル(既存棟22,613平方メートル)
・構  造: 地下1階、地上14階(免震構造)屋上ヘリポート

▼お問い合わせ先
 北里大学病院
 〒252-0375 神奈川県相模原市南区北里1-15-1
 TEL: 042-778-8111(代表)
 TEL: 042-778-9777(新病院開設準備室)
 FAX: 042-778-9371

▼報道関係お問い合わせ先
 学校法人北里研究所 総務部 広報課
 〒108-8641 東京都港区白金5-9-1
 TEL: 03-5791-6411
 FAX: 03-3449-0953