立命館守山中学校・高等学校

立命館守山とISID、クラウドとSNSを活用したアダプティブラーニング(適応学習)の実践プロジェクトをスタート~全国で初めて学校現場に導入、産学協同で新たな学びのスタイルを創造~

中高ニュース  /  教育カリキュラム  /  IT情報化

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立命館守山中学校・高等学校(滋賀県守山市、校長:亀井 且有、以下立命館守山)と株式会社電通国際情報サービス(東京都港区、社長:釜井 節生、以下ISID)のオープンイノベーション研究所(以下イノラボ)は、クラウドとSNSを用いて、アダプティブラーニング(適応学習=個々の生徒の学習進行度に合わせて、適切な問題を最適なタイミングで提供する教育手法)を実践する「RICS(Ritsumeikan Intelligent Cyber Space) プロジェクト」を立ち上げた。学校現場において、SNSとアダプティブラーニングを用いたICT環境を教育プログラムに取り入れる試みは、全国でも初めてとなる。

 本プロジェクトでは、ISIDイノラボが研究開発を進めるアダプティブラーニング・プラットフォームをベースに、クラウド上に問題単位で蓄積されたデジタル教材を、生徒一人ひとりの習熟度に合わせて、教師や生徒自身が選択し学習する仕組みを授業に取り入れる。「学力・理解度」と「学ぶ対象」をシステム上で紐付けることにより、個々の生徒に合った最適な学習コンテンツの選択を可能とし、次世代の教育手法と言われるアダプティブラーニングの実践を目指す。またSNS 機能を活用して、生徒同士が教材を評価・推薦したり、分からない部分を教師や他の生徒に質問しながら解決するなど、生徒たちが仲間と協働しながら、能動的に学習できる環境を実現する。プロジェクト期間中、学校現場での実践を通じて、アダプティブラーニングに求められる環境や機能を検証・実装していく。

 初年度は、中学校・高等学校1年生全員と担当教師、合わせて約500名がiPadを持ち、英語と数学の2教科からスタート(次年度以降、各年度の新入生にも順次展開)。教材は数研出版株式会社から提供を受ける。対象教科や教材提供元は、段階的に拡充していく計画である。

 本プロジェクトには、立命館大学情報理工学部言語教育情報研究科教授の野澤和典氏、文教大学教育学部教授の今田晃一氏がアドバイザリースタッフとして参画する。

※「RICS プロジェクトの特徴」や「学校現場での具体的な導入計画」、「立命館守山が目指す人材育成像とRICS プロジェクトのねらい」については、添付の詳細資料(PDFファイル)をご覧ください。

5374 RICSイメージ写真