学校法人立命館

サハリン州教育省(ロシア)と学校法人立命館との協力協定締結について ~初等・中等教育におけるグローバルな学びの場の創出を目指して~

中高ニュース  /  国際交流

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学校法人立命館は、9月24日(水)、立命館慶祥中学校・高等学校(=北海道江別市)において、ロシアのサハリン州教育省(=ユジノサハリンスク市)と教育分野の協力に関する協定を締結した。

 グローバル化する社会において、立命館学園は「多文化協働できる人材の育成」を目標にしている。特に、初等・中等教育段階において、国際性・多様性に満ちた「学びの場」を提供し、言語・文化の違いを越えて学びあうことは、児童・生徒たちの大きな成長につながると考える。これまで、各学校において、授業以外に短期・長期の留学制度や、海外研修、留学生の受け入れなどに取り組んできた。

 このたびの協定締結により、ロシア・サハリンとの友好関係を強め、海外の学校との共同の学びの場を構築していく。今後は、北海道に位置する立命館慶祥中学校・高等学校を軸として、相互の生徒受入・派遣をはじめとし、教員同士の情報交換や、共同のプログラム開発、協議会の設置にも取り組み、交流を促進していく。

 24日に実施した協定調印式では、立命館慶祥中学校・高等学校の生徒によるロシア国家の歓迎演奏を行い、友好的なムードの中、サハリン州教育省大臣代行・ムラショワ・ナタリヤ・アントノヴナ氏と立命館総長の川口清史が協定書への署名と写真撮影を行った。
 川口総長は「日本とロシアの関係が深まる中、生徒同士が学びあうことは重要である。今後の交流に期待している」と述べました。また、ムラショワ大臣代行は「今回の協定を大変嬉しく思う。ロシアの生徒は日本の文化や経済などに関心を持っている。互いに交流を通じて、よき友人になり、文化理解が進んでいくことを期待している」と述べた。

 なお、サハリン州教育省と日本の教育機関と協定は全国初となる。

5968 川口総長(左)とムラショワ大臣代行

5969 協定書へのサイン

5970 お茶席でおもてなし

5971 吹奏学部によるロシア国家の歓迎演奏