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就活支援や地域の魅力をPR――地方大学の東京事務所

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近年、首都圏で活動する拠点として、東京にオフィスを構える地方の大学が増えている。利便性の高い都心のビルにあり、東京で就職活動をする学生の支援や卒業生との交流、公開授業等を行っている。
【東日本国際大学、金沢工業大学、立命館大学、龍谷大学ほか】

 東日本国際大学(福島県いわき市)は2013年4月に、東日本大震災をきっかけに東京事務所(新宿区)を開設。ビジネスの中心地・東京で学生のキャリア関連支援や同大のPR活動を行っている。東京や関東近県の関係者に、地元・いわき市の魅力を伝えることも大きな狙い。今後は、副学長の吉村作治教授が所長を務める地域振興戦略研究所の業務など、福島・いわきの復興に向けた活動を行っていく。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=6968 )

 金沢工業大学(石川県野々市市)東京・虎ノ門キャンパスでは1月23日(金)に「最先端の研究と知財の接点-大学の知的財産業務と研究推進支援の仕事」を開催する。産学連携プロジェクトなどの現場で活躍する3名の女性をスピーカーに迎え、女性が大学研究業界で働くメリットや、知財を軸に幅広いキャリアの扉を開く可能性について語っていただく。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=7444 )

 また同キャンパスでは、一年制社会人大学院「K.I.T.虎ノ門大学院」も開講している。これは「ビジネス」「知財」のプロフェショナルを育成するもので、高いレベルの講義が受講できる「ビジネスアーキテクト専攻」、弁理士資格等の国家資格にも対応するカリキュラムを採用した「知的創造システム専攻」の2専攻を設置。ビジネス・知的財産領域の第一線で活躍する教授陣から実践的な教育を受けることができる。
( http://www.kanazawa-it.ac.jp/tokyo/index.html )

 立命館大学(京都市北区)は東京・丸の内のサピアタワーに、「立命館東京キャンパス」を設置している。ここでは、社会人向け講座や学生の就職活動支援など、首都圏にあることの特性を生かした取り組みを行っている。年明けからは、就職活動を意識し始めた学生を対象に、首都圏ならではの特性を生かしたサポートを本格化。首都圏在住の校友ネットワークを深めるための、東京校友会を軸とした情報発信拠点の機能も持つ。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=7361 )

 龍谷大学(京都市伏見区)では2005年4月に、関東圏における活動の拠点として「龍谷大学東京オフィス」を開設した。東京駅丸の内南口から徒歩4分という好立地にあるオフィスでは、就職活動中の学生支援や卒業生同士の交流、情報交換など、さまざまな取り組みを展開している。また大学の知的資源を開放するため、2005年10月から「RECコミュニティカレッジ東京」を開講している。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=7430 )

 また、東京・大阪での就職活動の支援を目的として「大阪・東京就活マップ」を制作。東京オフィスおよび大阪梅田キャンパスで学生に無料配布している(キャリアセンターでも配布)。マップには、東京・大阪駅周辺で多く実施される合同企業説明会の会場や郵便局、写真館、書店、コンビニエンスストアなど、就職活動において利用頻度の高い施設を掲載している。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=6392 )

 国公立大学も東京での活動に力を入れている。東京工業大の田町キャンパス内にある「キャンパスイノベーションセンター」には、20の大学の事務所が集結しており、その多くが地方の国立大だ。産官学連携が主なミッションで、企業への技術提供を目的とした説明会などが実施されている。
http://www.cictokyo.jp/index.html