金沢工業大学

金沢工業大学が「JAののいち」と連携し、野々市市特産のキウイフルーツビネガーの認知度向上をめざして学生食堂で特別メニューを提供

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金沢工業大学情報フロンティア学部(メディア情報学科、心理情報学科、経営情報学科)の学生が、地元・野々市市の特産品の認知度向上を目指したプロジェクトを組織し、「JAののいち」と同大のレストラン「LA TERRA」と連携して“野々市キウイフルーツビネガー”のプロモーションを実践することになり、同大のレストラン「LA TERRA」にて“野々市キウイフルーツビネガー”を使ったいなりずしと特製サラダドレッシングを期間限定で提供する。

◆“野々市キウイフルーツビネガー”(※1)を使った「いなりずし」と「特製サラダドレッシング」の提供
 日 時 :平成27年1月13日(火)10時から(なくなり次第終了)
 場 所 :金沢工業大学 21号館レストラン「LA TERRA」

 このプロジェクトは2年次の必修科目「プロジェクトデザイン実践」(※2)において、情報フロンティア学部の学生チームが自ら創出した解決策を「JAののいち」とレストラン「LA TERRA」に提案した事で連携が生まれ、具体化する事になった。
 学生チームは野々市市の特産品キウイに因んだ商品“野々市キウイフルーツビネガー”に着目し、現在の販売体制の課題を探ると共に、競合品との比較や消費者の動向等を調査し、商品の差別化および現場の強みを活かしたプロモーション方法を検討した。

 その結果、現在の販売方法の課題として
 1)商品の魅力が充分伝わらないこと、
 2)県外への情報発信が効果的でないこと
 が挙げられた。

 その対策として、まず県外出身者の多い金沢工業大学のレストラン「LA TERRA」にて“野々市キウイフルーツビネガー”を使ったメニューを提供することにした。レストラン「LA TERRA」が「JAののいち」より同商品およびレシピの提供を受け、“野々市キウイフルーツビネガー”を使ったいなりずしと特製サラダドレッシングを1月13日(火)から(なくなり次第終了)提供する。

 在籍するおよそ7000人の学生に、実際に“野々市キウイフルーツビネガー”を味わってもらう事によって本商品の認知度・関心が高まり、その魅力を全国に効果的に発信するきっかけをつくる。

 情報フロンティア学部における「プロジェクトデザイン実践」では3学科(メディア情報学科、心理情報学科、経営情報学科)の学生が混成チームをつくり、各学科で学んだ知識・スキルを活かして社会の問題点の本質を探り、その対策を創出・具体化し、検証してフィードバックを得ることに取り組んでいる。
 このプロジェクトに取り組んでいる学生チームは、経営情報学科の学生が中心となって調査・分析活動を実施し、メディア情報学科の学生が中心となってプロモーション用のポスターならびにPOPの制作、心理情報学科の学生が中心となってプロモーション効果の検証を実施。
 学生は、食べた人にアンケートをとり、キウイフルーツビネガーに関する(1)認知度と(2)関心度の変化について、また(3)学生自身の広告(ポスターやPOP)がそれらの変化に与える影響を分析し、「JAののいち」の職員に報告する予定。

※1“野々市キウイフルーツビネガー”について
 野々市特産品のキウイフルーツの果汁を用いて2カ月以上かけて作ったワインをさらに酢酸発酵させた本格的な醸造酢。米酢に果汁を添加した一般的な果実酢とは異なる本格的なフルーツビネガーで、キウイフルーツ由来のグリニッシュな香り(青い香り)をまとい、キウイフルーツの甘みも感じる特徴を持っている。現在主に県内の小売店やネット通販を通して流通しているが、さらなる市場拡大が課題となっている。

●関連サイト
http://www.is-ja.jp/nonoichi/tokusan/kiwivinegar.html

※2「プロジェクトデザイン実践」について
 金沢工業大学では1995年から国内の大学に先駆けて問題発見・解決型教育をカリキュラムの主柱に置き、「プロジェクトデザイン教育」として全学生必修で実施している。2012年度入学生からは、技術者教育の世界標準であるConceive(考えだす)→Design(設計する→Implement(行動する)→Operate(操作・運営する)という「CDIO」の手法を日本の大学として初めて取り入れて、カリキュラムを刷新した。
 「プロジェクトデザイン実践」(2年次後学期)では、「プロジェクトデザインI」(1年次後学期)での学習をベースに、「プロジェクトデザインII」(2年次前学期)で身近な実社会での問題あるいは専門に関連した問題の解決に取り組み、「プロジェクトデザイン実践」(2年次後学期)で アイデアを具体化し、検証評価することで、困難な問題への取組みに対して自信をつけるとともに、技術者が実社会で行うチーム活動の有効性についての理解を深める。
 また、「プロジェクトデザインII・実践」では、同大が位置する野々市市・金沢市の自治体から市が抱える問題を提供頂き、学生は自身が生活する地域社会の中で、より具体的なテーマに取り組み、解決策をステークホルダーに提案している。

▼本件に関する問い合わせ先
 金沢工業大学 広報課
 石川県野々市市扇が丘7-1
 TEL: 076-246-4784
 E-Mail: koho@kanazawa-it.ac.jp

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