金沢工業大学

金沢工業大学松林研究室が防犯灯のLED化・WiFi・防犯カメラ設置など民間資金活用型による環境エネルギービジネスの事業化に関する市場調査・研究を産学連携で始動

大学ニュース  /  産官学連携

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

金沢工業大学情報フロンティア学部 経営情報学科 松林研究室では、株式会社マインドシェア(東京都港区)と共同で、本年3月の北陸新幹線開通に伴い需要増加が見込まれる「民間資金活用型(PFI)による環境エネルギービジネス(ESCO)」事業化に関する市場調査、研究を開始する。

 金沢工業大学情報フロティア学部・経営情報学科・松林研究室(KIT)は、株式会社マインドシェア(注1)(本社:東京都港区、社長:今井祥雅、以下 マインドシェア)と共同で、PFI(注2)によるESCO(注3)、すなわち環境エネルギー問題解決をテーマとした民間資金による地域ビジネスの事業化に関する調査・研究を、北陸エリア(石川県、富山県、福井県等)で開始することに合意した。

 KITは、従来より情報技術を活用し環境エネルギー問題の解決に貢献する新規ビジネスを創生、効率的な管理運営ができる人材の育成に注力している。すでに海外大型不動産開発における水素エネルギーの利用やグリーン電力(風力、水力、太陽光などの自然エネルギーによって発電された電力)の普及活動等の環境配慮型の地域創生プロジェクトに積極的に関与・展開している。

 一方、共同研究者のマインドシェアは、約25年の地域活性化事業の実績を持ち、近年、公共施設等の設計・施工・維持管理および運営に民間の資金やノウハウ(PRI、及びESCO等)を活用する、防犯灯LED化、特定地域のWi-Fi化、防犯カメラ設置、および空き家対策等を地域に提案、実践している民間事業者である。

 本プロジェクトは、マインドシェアの協力のもと、地域連携ビジネスとして、防犯灯や商店街の街路灯のESCOモデルによるLED化、その電力量の削減収益による付加価値設備(Wi‐Fi、防犯カメラ等)の同時設置事業、ならびに空き家を利用した新しい地域創生ビジネスの市場調査・研究を行う。学生たちは、6年後のオリンピック開催等を見据え、「観光」「インバウンド」等のキーワードを加えながら、自由な発想で地域に活気と経済効果をもたらす新ビジネスプランづくりに挑戦する。なお、本プロジェクトではプランづくりだけでなく、マインドシェアと共同で学生が考案したビジネスプランを、地域連携先である北陸エリアの各自治体に提案・事業化する予定。

(注1) 株式会社マインドシェア (英文表記 MINDSHARE INC.)
 本社: 東京都港区三田3丁目2番8号
 電話: 03(5232)6877(代表)
 設立: 平成元年12月22日
 資本金: 1億円
 事業内容: コミュニケーションマーケティング全般、 地域創生(まちおこし)、環境エネルギー(PFI、ESCO)事業等
 代表取締役: 今井祥雅
 従業員数: 58名
 URL: http://www.mindshare.co.jp

(注2) PFI:Private Finance Initiative
 プライベート・ファイナンス・イニシアティブの略称で公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う新しい手法。

(注3) ESCO:Energy Service Company
 エネルギー・サービス・カンパニーの略称で事業者が省エネルギーに関する包括的なサービスを提供し、顧客の利益と地球環境の保全に貢献する。省エネルギー効果の保証等により顧客の省エネルギー効果(エネルギー削減部分)の一部を収益とするビジネスモデル。

▼本件に関する問い合わせ先
 金沢工業大学 広報課
 石川県野々市市扇が丘7-1
 TEL: 076-246-4784
 E-Mail: koho@kanazawa-it.ac.jp