大学通信

学生と企業がコラボレーション――商品開発を通じて社会人力を育む

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企業等と連携し、大学の持つ知や学生の発想を生かしたマーケティングや商品開発を進める大学に注目が集まっている。化粧品や靴下といった実用品から、音楽のプレイリストといったサービスまで、その種類は多岐にわたっている。
【青山学院大学、大妻女子大学、昭和女子大学、帝京平成大学、文教大学、法政大学、金沢工業大学、京都産業大学、立命館大学】

 青山学院大学(東京都渋谷区)は有料音楽配信サイトを運営する株式会社レコチョク(東京都渋谷区)との連携プロジェクトを開始。学生らが選曲した「青山学院大学の学生が選んだ“カラオケでアガル曲”」「“懐かしい曲”」といったプレイリストを、スマートフォン向け定額制音楽配信サービスにて公開した。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=6255 )

 大妻女子大学(東京都千代田区)家政学部被服学科・水谷千代美准教授のゼミ生は、特殊・高機能繊維素材を用いた製品の製造および販売を手がける株式会社帝健(本社=大阪市)とのコラボにより、機能性靴下「セレブ快足」を開発した。これは、「毎日おしゃれにフットケア」をコンセプトとしたもの。デザインにはパンプス用ソックスタイプを採用しているほか、つま先部分をハート柄にするなど、機能性だけでなくデザイン性にもこだわった商品となっている。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5668 )

 昭和女子大学(東京都世田谷区)グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科・藥袋(みない)ゼミの学生は、一般社団法人はこねのもりコンソーシアムジャパンが運営する「はこねのもり女子大学」(神奈川県足柄下郡箱根町)と共同で『はこじょ創造プロジェクト2013』に取り組んだ。学生らは若い女性の視点を生かした需要創出と顧客獲得を狙ったブランドづくりなどを提案し、その一環として、昨年2月に『はこじょ手帳』を発売した。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=6419

 帝京平成大学(東京都豊島区)の管理栄養士を目指す学生が、管理栄養士である教員と豊島区の精神科クリニックの医師がコラボしたレシピ本『うつの症状を飲んで食べて改善、元気いっぱいにする食事162』の制作に参加した(2014年7月9日発売)。本誌に掲載されている162点の料理は同大調理実習室にて調理、撮影した。レシピ本は豊島区のうつ病患者さんやうつ病予防に利用。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=6941 )

 文教大学(神奈川県茅ヶ崎市)情報学部情報システム学科のカリキュラム「プロジェクト演習」を履修する3年生が、外国人向けの平仮名片仮名修得ゲームアプリ「KANAのすすめ」を制作した。これは近代化直前の日本を舞台に、新しいスライド入力を活用し、ひらがなやカタカナを速く正しくなぞることで敵を倒すというゲーム。武器や服装、決め技の名前などに「日本らしさ」をちりばめ、海外の人の興味を惹くような仕掛けがされている。GooglePlayで配信中、アンドロイド端末で無料ダウンロードが可能。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=7453 )

 法政大学(東京都千代田区)諸上ゼミの学生が商品コンセプトの立案から商品化、広告販売戦略の構築まで協力した化粧品「檜原コスメシリーズ」が、ローザ特殊化粧料(東京都昭島市)から発売されている。広告科学・消費者心理を研究する諸上ゼミが、商品開発後に販売戦略を模索していた同社からの依頼を受け、約10カ月をかけコンセプト立案やブランド名の命名も含めた販売戦略提案を行った。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=7437 )

 金沢工業大学(石川県野々市)では、学生が多国籍チームを組み、アジアの村でのイノベーション創出に取り組むグローバル人材育成プログラム「ラーニングエクスプレス」を実施している。昨年行われたプログラムでは、同大学生とシンガポール、インドネシアの大学生とチームを組み、インドネシア・ジョクジャカルタ近郊の村で、その地区で作られている竹製家具の製作過程の改善に取り組んだ。この時に解決策として生み出された、竹を精度よく輪切りにする工具について製品化を行うことになった。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=7414 )

 京都産業大学(京都市北区)の学生らが考案した、大学生視点で「自己分析・自己理解」が楽しく効果的に行えるキャリアカウンセリングツール「人生すごろく『金の糸』~golden thread~」が昨年、特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)から発売された。実践的PBL型教育プログラムの一環としてJCDAからの課題「大学生の視点を活かす、キャリアカウンセリング体験プログラム開発」に取り組んだ学生が考案した人生すごろくが原案。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=6357 )

 立命館大学(京都市北区)理工学研究科・建築計画研究室の院生と理工学部・建築都市デザイン学科の学生が、滋賀県栗東市に本社を構える株式会社タナカヤ、株式会社ルポハウスとの共同プロジェクトで住宅をデザインした。このデザインが「2014年度 グッドデザイン賞」を受賞。受賞したデザインは、「距離感の家」と題した20~30代の若い家族の住まいをイメージした戸建住宅。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=7125 )