京都産業大学

京都産業大学がF工房主催の「ファシリテーション研究会」を2月18日に開催――『思想としてのファシリテーション―人文諸学の系譜をたどりながら、ファシリテーションの意義を考える―』

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ファシリテーションの本質を探究する一つの手立てとして、西洋哲学を中心とした人文諸学を学びながら、従来のスキル重視型ファシリテーションを批判し、ファシリテーションを新たな視点から読み解く。

 京都産業大学 F工房では、大学教育の現場で、ファシリテーションを取り入れたアクティブ・ラーニングを他大学に先駆けて実践してきた。そのF工房が主催する研究会「思想としてのファシリテーション―人文諸学の系譜をたどりながら、ファシリテーションの意義を考える―」を2月18日(水)に開催する。
 ファシリテーションの本質を探究する一つの手立てとして、西洋哲学を中心とした人文諸学を学びながら、従来のスキル重視型ファシリテーションに批判的な考察を試み、大学だからこそできる「教養的なアプローチ」を学内外の皆さんとともに深める。

 ファシリテーションとは、「集団による知的相互作用を促進する働き(堀公俊、2004、「ファシリテーション入門」日本経済新聞出版社)」と定義され、近年では会議を効果的に行う手法やワークショップを実践するノウハウとして注目を集めている。

 京都産業大学では、2009年にファシリテーションを教育の現場に応用し、主体的な学びの場を創出するための拠点「F工房」を開設。アクティブ・ラーニングを中心とした学びの場づくりを進めてきた。

 ファシリテーションは、専門家による特別な技能でも資格化されている技法でもない。誰かと協働したり、場の促進に尽力したりする人なら、誰でも持ち得る機能である。しかし、だからこそ奥は深く、さまざまな視点から本質を追究する必要がある。

 そこで、今回の研究会では、ファシリテーションの本質を探究する一つの手立てとして、西洋哲学を中心とした人文諸学を学びながら、従来のスキル重視型ファシリテーションを批判し、ファシリテーションを新たな視点から読み解く。大学ならではの「教養的アプローチ」を、学内関係者のみならず地域や広く一般の方々と共に考えながら、表面的な技法の習得ではなく、物事の本質を深く考える楽しさと奥深さを、さまざまな参加者の皆さんとともに実感したい。

●F工房「ファシリテーション研究会」
【テーマ】 『思想としてのファシリテーション―人文諸学の系譜をたどりながら、ファシリテーションの意義を考える―』

【開催日時】 2015年2月18日(水) 14:00~16:00

【場 所】 京都産業大学 12号館2階 12201教室
       (〒603-8555 京都市北区上賀茂本山)

【講 師】 山田 創平 氏(京都精華大学人文学部准教授)

【対象者】 一般・学生

【申し込み】 件名を「ファシリテーション研究会申込」とし、メールにて応募 
         申込先 ksu-f-acilitator@star.kyoto-su.ac.jp
         申込締切日 2015年2月10日(火)

▼本件に関する問い合わせ先
 京都産業大学 コーオプ教育研究開発センターF工房
 TEL: 075-705-1963