金沢工業大学

金沢工業大学が、高機能な金属3Dプリンターを夢考房41に導入――学生の柔軟な発想での活用が期待

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金沢工業大学は、夢考房41に高機能な金属3Dプリンター「LUMEX Avance-25」(株式会社松浦機械製作所)を導入した。「LUMEX Avance-25」は複雑な金型も一体構造で一気に造形ができ、また複雑な内部構造を持つ三次元造形物や自由曲面を有する造形物の一体造形も可能な高機能金属3Dプリンターである。3月12日(木)に、金沢工業大学先端材料創製技術研究所主催の「最新加工技術に関する研究会」会員を対象にデモ加工を実施する。

 金沢工業大学ではこのたび、夢考房41に高機能な金属3Dプリンター「LUMEX Avance-25」(株式会社松浦機械製作所)を導入した。
 「LUMEX Avance-25」は複雑な金型も一体構造で一気に造形ができ、また複雑な内部構造を持つ三次元造形物や自由曲面を有する造形物の一体造形も可能な高機能金属3Dプリンターである。
 金沢工業大学では、ユーザーが何を必要としているのかチームで考え、アイデアを解決策にまとめ、具体化して、実験・検証・評価する教育を正課・課外で行っている。学生の自由なものづくりの場である夢考房に金属3Dプリンターが導入されたことにより、学生はアイデアをすぐに金属の立体造形として製作することが可能となり、柔軟な発想での活用が期待される。

 当金属3Dプリンターは学外の企業開発者も利用が可能となるように準備を進めている。
 3月12日(木)14時20分から、金沢工業大学先端材料創製技術研究所が主催する「最新加工技術に関する研究会」(金沢工業大学先端材料創製技術研究所主催、石川県鉄工機電協会共催)会員を対象としたデモ加工を実施する。

■金属3DプリンターLUMEXを用いたデモ加工(実演)
・日 時: 3月12日(木)14時20分~15時30分
・場 所: 金沢工業大学夢考房41
・参加者: 「最新加工技術に関する研究会」会員
・デモの内容: チタニウム粉末を用いた部品製作
*研究会では株式会社松浦機械製作所から担当者を招いて講習会を開催するにあたり、併せて当デモ加工を実施する。

【金属3Dプリンター「LUMEX Avance-25」について】
 今回夢考房41に導入された「LUMEX Avance-25」(株式会社松浦機械製作所製) は、高機能な金属3Dプリンターとして知られている。
 材料となる金属粉末を0.05ミリメートル層に積層してレーザーで焼結。焼結した層の上にさらに金属粉末を0.05ミリメートル層に積層してレーザーで焼結、というプロセスを繰り返し、0.5ミリメートル厚まで積層した時点で、造形物の輪郭を高速・精密に切削。再び金属粉末を0.05ミリメートル層に積層してレーザーで焼結していくという、造形と切削仕上げを繰り返すことで、複雑な内部形状であっても、下層から上層に向かって構築することが可能である。

▼本件に関する問い合わせ先
 金沢工業大学 広報課
 石川県野々市市扇が丘7-1
 TEL: 076-246-4784
 E-Mail: koho@kanazawa-it.ac.jp