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学習院大学が6月10日に第21回生命科学シンポジウム「高齢化社会を科学するII」を開催 -- 研究ブランディング事業「超高齢化社会への新たなチャレンジ」の一環

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学習院大学は6月10日(土)に第21回生命科学シンポジウム「高齢化社会を科学するII」を開催する。当日は、沖縄科学技術大学院大学の柳田充弘教授、慶應義塾大学医学部百寿総合研究センターの佐々木貴史専任講師、桜美林大学老年学総合研究所の鈴木隆雄所長が「百歳ドックで健康百歳を目指す」を共通テーマに、それぞれの専門分野から高齢化社会について講演。健康寿命を延ばす研究の現状を語る。受講料無料、事前申し込み不要。

 「生命科学シンポジウム」は、学習院大学が生命科学科の開設を記念して定期的に開催しているもの。21回目となる今回は、沖縄科学技術大学院大学の柳田充弘教授と慶應義塾大学医学部百寿総合研究センターの佐々木貴史専任講師、桜美林大学老年学総合研究所の鈴木隆雄所長が登壇。「百歳ドックで健康百歳を目指す」を共通テーマに、健康寿命を延ばす研究の現状を語る。

 柳田充弘氏は「高齢者メタボライトについて知りたい!」と題して、血液中に存在する老化度を測定できそうな代謝産物(メタボライト)について講演。約40種類ある高齢者メタボライトがどのようなもので、どんな働きをしているのかを解説する。
 佐々木貴史氏は「百寿者ゲノム」について講演。健康上の問題がない状態で日常生活を送ることができる「百寿者」の遺伝的特徴について、全ゲノム解析で明らかになってきた部分を紹介する。
 また、鈴木隆雄氏は「21世紀の老年学―ヘルスリテラシーの向上と死生学―」と題して講演。誰もが100歳まで生きることが可能になる時代で必要とされる、できるだけ正しい健康情報を見抜く力(ヘルスリテラシー)や充実した生(QOL)、納得できる自分の死(QOD)について考える。

 なお、このシンポジウムは学習院大学の私立大学研究ブランディング事業「超高齢化社会への新たなチャレンジ」の一環として開催される。概要は下記の通り。

◆第2回学習院大学ブランディング・シンポジウム(第21回生命科学シンポジウム)「高齢化社会を科学するII」
【日 時】 6月10日(土) 13:55~17:30
【会 場】 学習院大学 西5号館201号室
【アクセス】 JR山手線目白駅下車、徒歩5分
【内 容】
・13:30 受付開始
・13:55 開会、主催者挨拶
 阿形 清和(学習院大学理学部 教授)
・14:00~14:55 「高齢者メタボライトについて知りたい!」
 柳田 充弘(沖縄科学技術大学院大学 教授)
・15:00~15:55 「百寿者ゲノム」
 佐々木 貴史(慶應義塾大学医学部百寿総合研究センター 専任講師)
・16:00~16:55 「21世紀の老年学―ヘルスリテラシーの向上と死生学―」
 鈴木 隆雄(桜美林大学老年学総合研究所 所長)
・17:00~17:30 ラウンド・テーブル・ディスカッション
・17:30 閉会の挨拶
 岡本 治正(学習院大学 理学部長)
【主 催】 学習院大学2016研究ブランディング事業、学習院大学理学部生命科学科

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・学習院大学が12月17日に生命科学シンポジウム「高齢化社会を科学する」を開催 -- 京都大学の山極壽一総長らが講演(2016/11/28)
 http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=10484

▼本件に関する問い合わせ先
 学習院大学理学部教授 阿形清和
 e-mail: kiyokazu.agata@gakusyuin.ac.jp